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第22話 地獄に落ちろ!悪魔の一族
Aパート Bパート 今週のチェック
 
 なんか凄いタイトル……。

 日本を支配しようなどと壮大な野望を抱いていた割に、大したことがなかった剛三パパのお話です。ま、このドラマにおける真のラスボスは剛三でなく、レミだからね。
 鷹の羽学園で、記者会見を始めるレミ。
 「皆さん、私が鷹の羽学園理事長海槌レミでございます。あたしが当学園の理事長を引き受けましたのは21世紀の日本を救う優秀な人材を育成することが、社会的急務だと確信してるからなのです……」

 しかし、たかが一私立高校の理事長の就任会見に、こんなに人が集まるか? 剛三自身がやるのならともかく、まだ国内では無名のレミがやってもなぁ……。ま、それこそ、海槌財閥の力で無理矢理マスコミを集めるくらい、簡単だろうが。
 それどころじゃないサキ。

 前回の最後に登場した大男(長江英和)に首を絞められている。
 しかし、「自分が誰の子かも分からずに死ぬわけには行かないんだ!」と、気合を入れ、
  
 男の胴体を踏み台にして、空中に飛び上がる。これは、スタントがやってるのか、本人なのか、はっきりしない。
  
 そして必殺のヨーヨーを飛ばし、鎖で男の首を絞め、空中回転して男の体を投げ飛ばす。ここは無論、スタントである。
 この男、図体がでかいだけで、特に強くはなかった。海槌財閥のボスの用心棒としては、あまりに情けない。
 単に、銃を持つ男を並べておいた方が確実だと思うが、剛三はサキを試すつもりだったのかもしれない。

 ここでOPタイトル。

 改めて剛三のいる理事長室へ入るサキ。
  
 余裕綽々の剛三、「待っていたぞサキ、お前は必ずワシに会いに来る、そう確信しておったぞ」
 サキも「あたしのモットーはね、他人の期待を裏切らないってことさ」と応じる。

 ここでサブタイトル。
  
 前回の最後に放送室を占拠した神と三平。手分けして機械をいじり、剛三たちの会話が校内スピーカーに流れるようにセッティングする。しかし、こういう大事な勝負に、神は三平と言うボランティアの高校生を相棒に選んでいると言うのは、彼らの組織の深刻な人材不足を思わせる。
 日本の支配とかそういう大きな話じゃなく、単にひとつの高校の争奪戦にしか見えない。
 レミ「日本全土に横行する青少年の非行とイジメは、大人と教師が子供たちを甘やかし迎合してるからなのです。子供の甘えを許してはなりません。スパルタ精神で歪んだ子供の精神を矯正することこそが、わたしたち教育の現場に携わるものの……」
 ここで、スピーカーから剛三とサキのやりとりが聞こえてくる。マイクは恐らく、サキの体に装着してあるのだろう。
 剛三の声「サキ、私を父親と認めるためにやってきたんだな?」
 サキの声「それが真実なら悔しいけど認めるしか仕方ないじゃないか……」

 ここで、三平がテープの録音スイッチを入れる。
 その声は、校外の沼や美也子たちにも届いていた。
 沼「サキだ、サキが理事長室へ来てるぞ」

 生色を取り戻し、立ち上がる生徒たち。

 サキはわざと剛三にべらべら喋らせるために、両親と剛三の関係を話してくれと頼む。
 で、校内放送され、しかも録音されているとは知らず、剛三は何の警戒もせず、べらべら喋ってくれる。

 よくこんなのが、日本の六代財閥のひとつを築くことが出来たものだと感心する。
 剛三「サキ、お前の母親が私の秘書をしていたことは知ってるな? お前の母親ナツは、慎ましやかで楚々とした美しい女性だったよ」

 剛三の回想するシーンに登場する、サキの母、ナツは、
 現在のナツと同じく、当時44歳の清水まゆみさんが、堂々と演じている。

 ……………………ま、いっか。

 剛三の声「私はナツを自分のものにしたくてウズウズしていたものだった」
 ウズウズしている剛三。

 剛三の声「当時私は地方検察庁の矢崎氏を影の参謀として銀行利子の十倍の利息を払うと言う名目で一般投資家から資金を集め、株の不正取引をしていたのだが、雑誌記者であるお前の父に知られてしまった」

 銀行利子の十倍とあるが、これはサキの生まれる前の1960年代の話である。公定歩合は5パーセントくらいなので、仮にそれをそのまま銀行の利子と仮定すると、十倍なので利息50パーセントですか? さすがに話がうま過ぎて失敗しそうな詐欺である。

 剛三はサキの父親を買収しようとするが、拒否される。しかも、愛しのナツの結婚の約束までしていると知り、嫉妬に狂った剛三は、
  
 結婚祝だと偽って二人で飲んだ後、ナツを手篭めにしてしまう。

 ……………………ま、いっか。
 剛三「うはははははははははっ」

 その時のことを思い出して、世にも幸せそうな笑顔を浮かべる剛三。重度の熟女マニアだったのだろう。
  
 剛三「私は暴力でナツを自分のものにした。そして生まれたのが、サキ、お前だ」
 さすがに動揺を隠せないサキ。

 放送室から出た三平は、クラスのみんなのところへ向かう。
 彼らの会話は、マスコミに垂れ流し。もうこの時点で海槌家は終わっているのだが……。

 あゆみとクミは、放送を止めさせるために会見場を出て行く。
  
 警備員を引き連れて放送室へ走るあゆみ。だが、彼らの前に、
 異様に濃い顔をした男が立ち塞がる!
 無論、神の前では警備員など物の数ではない。ブルース・リーっぽい顔になりながら、ザコを一瞬で叩き伏せる神。
  
 あゆみはムチを取り出し神を攻めるが、所詮、神の相手ではなかった。
 遂に手錠をかけられてしまう。
 事実上、これがあゆみの最後。最後まで凄い眼球であった。

 考えたら、あゆみってなかなかキャラが立っていたけど、レミが帰国してからはあまり活躍の機会がなかったね。ちょっと残念だ。
 一方のクミは、警備員と共に恐らく理事長室へ向かっていたのだろうが、
 彼女の行く手を、沼や美也子たちの築いたバリケードが塞ぐ。恨み連なる美也子たちの反撃である。

 うーん、ただ、さすがにちょっと仕事が早過ぎる。そもそも、校外にいた彼らは中に入るのだって一苦労だろう。前回のシーンでは、彼らを取り囲むようにして警備員が監視していたしね。
 クミ「何をグズグズしてるの、放り投げなさい!」
 警備員に命じるが、何しろ相手の数が多く、どうしようもない。
 さらに背後からも生徒たちが現れて、騒然となる。なんか、雑踏で迷子になった子供みたいだ。
 クミに無言で迫る沼たち。
  
 それでも気丈なクミは、脇を見せつつナイフを飛ばす。
 しかし、三平の持つ椅子に刺さる。
 実に呆気なく敗れるクミ。なんか、かわいそうだ。

 殺人まで犯している彼らだから、逮捕は当然なのだが、未成年なので結局大した罪にはならなかっただろう。

 再び理事長室。
 剛三「何を泣くんだサキ、お前はこの海槌剛三の娘なんだぞ」
 サキは勢い良く振り向いて、
  
 サキ「バカヤロウ! ふざけるんじゃない! あたしが泣いてるのは(すぅー)母さんの苦しみ、哀しみがやっと分かったからなんだ……汚い、汚すぎるよ! 父さんを愛していた母さんを暴力で……そんなの許せるかよ!」

 しかし、剛三も、何を考えて本当のことを打ち明けたのだろう。「私がお前の母親をレイプして生ませたのが、お前だ」と言われて、喜ぶ娘がいると思ったのだろうか? 前に言っていたように、「お前の母親と愛人関係にあった」と言えば済む話だったのではないか?
 怒りに燃えるサキはヨーヨーを投げる。剛三の背後にあった花瓶が割れる。さすがに爆発はしない。
  
 剛三「サキ、その花瓶は600万もするんだぞ!」 サキ「ろっろっぴゃくまんえん?」

 じゃなくて、

 剛三「サキ、父親に向かって何をする!」 サキ「バカヤロウ、何が父親だ。お前のようなけだものを父親なんて認めるか」

 さらにヨーヨーを飛ばすサキ。
  
 と、そのヨーヨー、偶然、剛三のネクタイをすくいあげ、同時にシャツのボタンを飛ばし、
 胸元がはだけて、火傷のような傷が見える。

 うーん、さすがに無理がある。
  
 その瞬間、サキは思い出す。幼い時に見た剛三の乳首、いや、顔を。

 書類を燃やそうとして誤って自分の服に火が付いて、あちあちと慌てる剛三の情けない姿。せめて、サキの父親と揉み合ってるうちに包丁でついた傷にしておいて欲しかった。

 サキ「その胸の傷は……そうだ間違いない、海槌剛三、あの時いたもう一人の男、それはお前だったんだ!」
  
 剛三「サキ、お前は思い出してはならないことを思い出してしまったようだな」

 矢崎が、飾ってあった猟銃を剛三に投げて渡す。

 で、剛三、わざわざ殺人の顛末を丁寧に話してくれるのである。12年前、5年がかりで剛三のことを調べ上げたサキの父親に、剛三はナツとの関係を話す。
  
 サキの父は、そのことをナツに問い質すが、逆上したナツは包丁を持ち出して自殺しようとする。
  
 揉み合っているうちに、ナツは気を失う(失うか?)。そこへ突然現れた剛三に対し、サキの父は原稿を渡すから、もう自分たちには関わるなと言う。剛三は原稿を受け取るや、その包丁でサキの父親を殺す。
 そして、凶器をナツに持たせ、ナツに罪を被せたのだった。
 で、自分の悪事が書かれた原稿を燃やそうとした際に、火傷をしたのだ。ご丁寧にも再び登場する剛三の乳首。

 サキ「じゃあ、父さんを殺した犯人はお前だったんだ!」
 剛三「ふふふふふふふっ、そうだ! 麻宮トシヤを殺して、お前の母親に罪を着せたのは私だ」

 無論、全部マスコミに筒抜け。
 「あの馬鹿オヤジ!」と、言いたそうなレミ。

 マスコミは記者会見など放り出して、理事長室へどやどやと向かう。
 その後、レミは「なんて愚かな、これで何もかもおしまいだわ」と、つぶやく。



 剛三「残念だ、ナツとの間に出来たお前だけは、何としてでも手元に置いておきたかった。しかしやむをえまい。秘密を知った以上、お前を生かしておくわけにはいかん、死ね!」

 「秘密を知った」って、あんたが勝手にべらべら教えたんでしょうが!

 で、いきなり猟銃を撃つ剛三。あのー、マスコミが来てるってことは知ってますよね?
 なお、サキがさっき割った花瓶のバラを、咄嗟に剛三に投げるシーンがある。ひょっとして、これが「セーラー服反逆同盟」のミホのバラ投げのネタ元だろうか?
  
 ヨーヨーで銃を叩き落し、拾おうとするサキだが、一歩早く、矢崎がそれを掴んで、逆にサキにつきつける。
  
 サキ「矢崎、検事の貴様もグルだったんだな。グルになって母さんを殺人犯に仕立て上げたんだ!」

 額に銃口をつきつけられ、上目遣いになるサキが可愛い。

 ここでアイキャッチ。

Aパート Bパート 今週のチェック
 
 銃を突きつけながら、なかなか引き金を引かない矢崎。
 と、そこへドアを叩く音がして、怯んだ矢崎の向こう脛にサキが空手チョップを叩き込む。
 矢崎、よほどそこが弱点だったのか、後ろにぶっ飛んで痙攣する。
 銃を奪い返し、逆に彼らにつきつけるサキ。そこへ、神と三平も駆けつける。
  
 こっそり逃げようとした矢崎は、神に腹を膝蹴りされて手錠をかけられる。
 神「海槌剛三、話は全て聞いた。逮捕する」
  
 剛三「し、知らん、私は何も知らん」
 分かりやすくうろたえる日本六代財閥の総帥。

 しかも、横から無職の少年に「あんたの告白は全てこのテープに録音してあるんだ!」と、トドメを刺される。

 あれ、ここでサキが身に付けていた隠しマイクでも取り出すのかと思ったら、そういうカットはなかった。では、どうやって、この部屋の会話を外へ流していたのだろうか?

 そこへ早くもパトカーのサイレンが近付いてくる。
 あっさりと連行されていくあゆみとクミだが……、二人は何の罪状で逮捕されたんだろう? ムチやナイフを使ったことか? まあ、過去に色々とやらかしているのだが、それだったらもっと早く逮捕できた筈だし。
  
 パトカーに押し込められる前、それぞれ校舎を、サキを見上げるあゆみとクミ。これが二人のラストカット……だっけ?

 もしサキを主役にした続篇が作られていたなら、是非二人には復活して思う存分暴れさせてやりたかった。

 その頃、剛三は、
              しょぼーん

 魂が抜けていた。

 あまりに打たれ弱いが、殺人の告白のことはともかく、まさに今、サキを銃で殺そうとしていた訳なので、少なくとも逮捕は免れないと見たのだろうが、それにしても……。彼らの今までの言動を見ると、司法すら意のままに出来そうな雰囲気が濃厚だっただけに、これくらいであっさり白旗を揚げるのは、いかにも物足りない。
  
 さらに、抽斗からピストルを取り出し、自らの頭に向ける。

 剛三「サキ、お前をもっと早く殺しておくべきだったよ。私の負けだ……」

 全くもってそのとおりですね。

 剛三がでしゃばらなかったら、サキは最初に三姉妹に捕まった時にあっさり殺されていた筈なので、今回の失策も含めて、海槌一族の足を一番引っ張ったのは実は、総帥の剛三パパだったようだ。合掌。

 てっきり、サキがヨーヨーで自殺を阻止して、「お前にはちゃんと罪を償って貰うぜ」とか言うのかと思ったら、サキはただびっくりして大口を開けているだけだった。
 こめかみを撃った後、「ううっ」と呻いて倒れる剛三。器用ですね。


 その後、ひとりで作戦室に佇むレミのところへサキが現れる。

 前から思っていたのだが、このアジトって何処にあるんだろう? サキがすぐやってきたということは、鷹の羽学園内にあるのか? いや、海槌ビルの中だろうな。

 サキ「レミ、あんたの父さんが死んだよ」
 レミ「ふふふふ、親子の情に負けて秘密を話すような男、生きてたって仕方がないわ。愚劣な男よ、最低だわ!
 「愚劣で最低、か…………」
 反論できない天国の剛三パパでした。

 サキ「父さんのために涙を流さないのかい?」
 レミ「敗北者のために流す涙などあるものですか。あたしが涙を流すのはね、この日本を支配した時だけよ!」
 サキ「いい気なもんだよ。まだそんな愚にも付かない夢に取り憑かれてるのかい?」
 レミ「愚にも付かない夢ですって?」
 レミ「サキ、私はね、子供の頃からずっと日本を支配することだけを考えて生きていたの」

 そんな奴いるかーっ!

 一応サキの代わりに突っ込んでおきました。

 レミ「愚かな国民に任せておけば、日本は21世紀には滅びしてしまう。あたしのような優れた人間が国民に21世紀の夢とビジョンを与えることができるのよ」
 サキ「うぬぼれるのも大概にしろよ! 支配されるなんて真っ平だ。誰だって自分の責任で自由に生きたいんだ」
 レミ「サキ、お前は私の野望をものの見事に打ち砕いたわ。今の私に出来ることは、お前を道連れに地獄に落ちていくことだけよ」
  
 そう言って、壁のパネルを開いて、自爆スイッチをオンにする。なんでわざわざそんなものを用意していたのだろう?

 レミ「スケバン刑事麻宮サキ、お前に逮捕されるくらいなら死んだ方がマシと言うことよ」
  
 しょっぱい爆発が起き、建物が崩れ始める。この辺は、完全に東映特撮ヒーローの(最終回の)ノリである。

 レミ「サキ、妹かもしれないお前と、姉かもしれない私が一緒に地獄へ落ちるのよ!」

 だが、サキはさっさとトンズラする。
 崩落する建物と、レミの笑顔がオーバーラップする。
 最後は、ビルごとぶっ飛ぶ。と言うことはやはり、アジトは海槌ビル内にあったのか。サキは、学校からレミの後をつけて、アジトまで来たのかもしれない。
 この映像は、別の作品から借りてきたものだと思うが……。



 海槌財閥が滅んだ後、母親のいる刑務所の前でそわそわしながら待っているサキ。
 そこへ、暗闇指令に伴われてナツが現れる。神と三平もいる。
  
 サキ「母さん、あなたはまだあたしの質問に答えていません。あたしは誰の子なの?」
 ナツ「サキ、あたしが愛していたのはお父さんだけよ。暴力で辱めを受けたけれど、あたしの生んだ子は愛する夫の子供です。サキ、お前はあたしとお父さんの子よ」
 サキ「母さん!」
 ナツ「許してサキ、お前に苦労をかけて許しておくれ」

 結局、サキは剛三の娘ではなかったらしい。なんで剛三は、サキが自分の娘だと信じて疑わなかったのか? 日数的に辻褄があっていたのなら、逆にナツにしてもサキが誰の子供かは断定できない筈だが。

 あと、今更だが、剛三は自分の娘だと思っていたサキのことを12年前から知っていたのに、なんで今回、三姉妹が偶然サキと接触するまで彼女のことを放置していたのだろう? 考えていくと矛盾がぽろぽろ出てくるなぁ。
  
 ナツ「母さんね、あんなに愛した父さんを殺したとばかり思って自分が許せなかった。お前の母の資格などない女だと思ってた。お前の目が怖くって、会うのが辛くって……自分に対する罰だと思って会わなかったんだ」

 サキ「母さん!」
 思わず抱き付くサキ。
  
 ナツは、涙をそっと指で払う。なんとなく、みやびな仕草だ。
 遂に母親を取り戻して、感極まるサキ。
  
 暗闇指令「サキ、今日限り特命(ときめきっぽく聞こえる)刑事を解任する」
 サキ「指令……」
 暗闇指令「お前の働きで海槌一族の野望は打ち砕かれた。礼を言う。」
 そして、さりげなく初めてサングラスを外す暗闇指令。
 「お前とお母さんのためにね、家を一軒用意したよ。これから二人で幸せになるんだ。まあせめてもの俺の償いさ」

 サキ「指令……」
  
 サキは、共に戦ってきた三平と神を振り返る。みんな良い笑顔してるね。

 特に説明はされていないが、ナツは無実が証明されて釈放されたのだろう。

 ただ、サキをスケバン刑事にスカウトした時には、暗闇指令は「女子高生だからこそ学校がらみの事件は捜査しやすい」とか言っていたのに、海槌一族を倒したからって即座に解任するのはちょっと変じゃないか。


 ナレ「サキの命を懸けた戦いにより、学園から海槌一派は一掃され、再び昔の自主独立を尊ぶ鷹の羽学園に戻っていた」
 と言うご立派なナレーションの中、竹刀で生徒を殴る沼先生。
 さらにブルマ姿の女子高生を追い掛け回す沼先生。

 なお、この左端の女の子の尻肉がしっかりはみ出ているのが気になる(なるなよ)。
 それと、沼先生に「うっせえなぁー」と言ってるのが、どうやら美也子らしい。
 ただ、何故か大きく映してくれないので、美也子のブルマ姿もはっきりと見られない(悲)。

 最後、走りながらコンパクトを取り出している美也子でした。

 しかし……。
 某所にある小さな部屋で、ワープロと言うかタイプライターを打っている女性の姿。
 パッと見、何か英文で文章が書いてあるようだが、良く見ると完全な羅列である。
 ま、暗号文をしたためているのだと解釈しておこう。
 その女性こそ、死んだ筈のレミだった。

 勿論、BGMは、「ちゃらららぁーん」と言う出だしの「トッカータとフーガニ短調」である。

 ナレ「だがその一方で、麻宮サキとナツ親子に恐るべき魔の手が伸びようとしていたのである!」
  
 暗闇指令に提供された一軒家で親子水入らずのサキとナツ。
 サキは高そうなマンションにも住まわせて貰っていたので、暗闇指令は副業として不動産業でもやっていたのだろうか?

 サキ「お母さんと12年ぶりなんてとっても思えないわぁ、だって私はずっとお母さんのことを見詰め続けて、今まで生きてきたんですもの」
 ナツ「私だって、一日だってお前のことを忘れたことはなかったわ」
 虫の音が聞こえる。

 しかし、5才かそこらで母親と別れて以来、やっと顔を合わせたふたりである。そんなに簡単に打ち解けられるとも思えないけどね。ナツはずーっと面会も拒否してきたわけだし。
 母親の背に甘えるようにもたれるサキ。
 そこへ三平が顔を出す。
 三平「こんばんはー、あっ親子水入らずのとこ悪かったかな」
 サキ「いいのよ三平」
 三平「お邪魔します」
 ナツ「どうぞ」
 三平「サキ、喜べよ、沼先生が言ってたんだけどさあ、今職員会議でサキの退学処分を取り消す方向で話が持たれてるんだって」
 サキ「あたしの退学処分を?」

 と言っても、そもそもサキの退学は、一子殺しの件で少年院へ送られた後、既に鷹の羽を支配していた海槌によるものなので、ほとんど同様の経緯で退学になった三平たちが先に復学しているのは、ちょっと不公平に感じる。
 三平「そのお祝いに、ほらっ、めでたいめでたい」
 持参したクーラーボックスから鯛を取り出す三平。
  
 ナツ「まっ」
 だが、どこからか飛んで来たモリ(?)が、鯛をテーブルに撃ち付ける。
  
 レミの声「サキ、よくもお前は私の大切な夢を壊してくれたわね。これからの私の夢はサキ、お前を抹殺することよ! 覚悟しなさい」

 サキ「レミ! お前は生きていたのか?」
 ナレ「運命の子、麻宮サキに明日はあるのか?」

 あると思います。


 次回につなぐために、早くもレミの復活とサキへの挑戦を描いたのだろうが、ここはひとまず平穏なサキの様子を映すにとどめて、最後にレミのシルエットを視聴者にだけ見せるくらいが良かったんじゃないかな。



Aパート Bパート 今週のチェック
週の恭一郎チェック
・サキを助けて活躍するものの、単なるサキの協力者と言う感じで、昔ほど存在感がないのが悲しい。台詞もあまりない。
今週の三平チェック
・サキを助けて大活躍。
今週の暗闇指令チェック
・遂にサングラスを外し、素顔を見せる。サキを労い、家一軒をプレゼントする太っ腹なところを見せる。
今週の突っ込みどころ
・多過ぎてちょっと困るのだが、やはり剛三があまりに間抜けだということ。本文でも触れたように、どうしてサキに自分がナツをレイプしたのだと本当のことを言ったのだろう? 自分がサキの父を殺した経緯を詳しく話すのも意味不明。

・また、理事長室の会話をどうやって校内スピーカーから流していたのか、その辺の説明もないままだった。
今週のまとめ
・一気に海槌一族が滅亡し、いささか拍子抜けの感が拭えない。後半、サキとナツの再会、さらにレミの復活と、かなり密度の濃いエピソードではあった。具体的に海槌一族がどう裁かれたのか、海槌グループがどうなったのか、一切説明がないのが不満だ。

・今週の評価 ★★★☆☆(3/5)