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第13話 殺しのメロディーを弾け!
Aパート Bパート 今週のチェック
 
 今回は、第二部の第2エピソードの前半にあたる。

 最初に前回同様、11〜12話のあらすじをざっと紹介した上で、
 今回のヒロイン、椎名純子(演・林田是枝)とその両親がドライブ中、ブレーキが利かなくなり、阿鼻叫喚の中、車は車道から転落する。
 その衝撃で、両親は即死してしまい(と言っても、エキストラのお母さんのお腹ははっきり動いている……)、純子はひとり車外へ出る。
  
 そして派手に爆破、炎上する車。
 純子「お父さーん! お母さーん!」

 悲痛な叫びを上げる純子。ただ、同乗していた両親が即死、あるいは意識不明なのに、彼女だけ全くの無傷と言うのはさすがにウソっぽい。せめて顔に傷でもつけておくべきだろう。

 ここでメインタイトル。
 さて、場面変わって雨の降る中、仲良くふたりで下校中のサキと三平。
  
 と、サキのマンションの前に、さきほどの純子が傘もささずに立ち尽くしている。
 純子「麻宮……サキさんですね?」
 サキ「ええ……」
 サキが頷くと、純子はその場に崩れ落ちる。
 サキ「どうしたのーっ? しっかりして! 凄い熱……三平くん! 早く部屋に運んで!」
 三平「うん」

 この段階ではまだ「くん付け」なんだよね、サキ。まあ、時と場合によって呼び捨てることもあるが。
 そしてカメラは純子の落とした楽譜を映し、サブタイトルが重なる。
 次のシーンで早くも呼ばれた医者と看護婦が挨拶を受けて帰っていく姿が描かれる。
 無粋だけど、こういう時、保険証とかだいじょうぶ? などとつい心配してしまう。

 三平「軽い肺炎か……大したことなくて良かったよ。でも誰なんだろう? サキ、全然見覚えないんだろう?」
 ぺらぺら喋ってる三平……だが、よく考えたら三平がサキの部屋に入るのって、これが初めてか? と言うか、神サマ以外の人間がこの部屋に入ること自体、初めてか?

 もっともこういう特殊な状況なので、三平も特に気にしていない様子だが。
 サキは三平の問い掛けを無視して、純子の携えていた楽譜を手に取る。

 サキ「ショパンの幻想即興国(噛みそう)、プレリュード」
 すやすや眠る純子さんは、眉毛がぶっとくてカワイイ。
 演じる林田是枝(はやしだ これえ)さんは、「Momoko」と言うグラビアアイドル雑誌中の企画、モモコクラブ桃組会員番号610らしいが、さっぱり分かりません。他の有名なメンバーとしては鈴木保奈美、西村知美、森口博子、酒井法子、畠田理恵など。別にまとまったアイドルグループとして活動していたわけではないようだが……。

 サキが彼女を見詰めていると電話のベルが鳴る。
  
 サキ「はい、麻宮ですけど……」
 神「サキ、新しい指令が出た……」
 自動車電話で話している神サマ。この様子では、マンションのすぐ近くからかけているようだ。

 サキ「それどころじゃないのよ、変なお客が転がり込んできてさ……」
 神「分かっている。その客の名は椎名純子、今回の指令に直接関係のある人物だ……勉強机の中にビデオテープが入っている、すぐに見てくれ」
 相変わらず生醤油のように濃い神の横顔。
 あと、勉強机の中……と言うことは、またやらかしましたね、女子高生の部屋に不法侵入。
 電話を切ると、
 サキ「ありがと三平、あとはあたし一人で大丈夫だから、も帰っていいわ!」

 たちまち三平を追い出そうとするサキ。ここでは、三平と呼び捨てにしている。
 今までだったら素直に追い出されるところだが、三平は既にサキが刑事であることを知っているので、
 三平「待ってくれよ、今の電話、ポルシェの男からじゃないのか?」
 と、食い下がる。

 三平「サキ俺、口出しするつもりはないけど、また危ない目に遭うんじゃないかと心配で……」
 サキ「ありがと、でもほんとにもう大丈夫」
 翻訳すると、「いいからさっさと出て行って」と言うことです。
  
 すごすごと三平がマンションから出てくると、そのポルシェ野郎が彼の前に現れて、手まねで乗るように指示する。

 三平が快諾してくれたからいいけど、無視されていたら神サマの面目丸つぶれだったろうな……。普通、こんな怪しい男に乗れと言われてもなかなか乗れませんよね。
 もっとも、この場合、三平はサキの任務のことを知りたく思っていたので、関係者らしい神に訊きたいことがあったのだろう。
  
 サキは邪魔者(三平のこと)がいなくなったので、すぐさまテープをデッキにセットし、やや気取った感じで再生ボタンを押す。
  
 今回は後ろ頭で喋る「暗闇指令」。考えたら失礼な話だ。
 ちなみに最近はリアルタイム通話が多かったので、ビデオによる指令は久しぶりである。

 暗闇指令「こんにちは、サキ、この指令が届く頃は、椎名純子が既に君のところを訪ねていることと思う。彼女は六日前起きた交通事故で、一度に両親を失った……」
 「父親の椎名幸一は栄光音楽院音楽部学部長で若い頃は天才ピアニストと騒がれた人物だ……他殺の疑いがあるとして捜査が開始された……そこで今回の君の使命だが、しばらくの間彼女を預って欲しい」
 サキ「預る?」
 興味津々と言う感じで見入っていたサキは、やや拍子抜けした様子。前回の指令と言い、この頃、ふわっとした任務が多い。

 暗闇指令「鷹の羽学園への転校の手続きも既に取ってある……よろしく頼む」

 しかし、その程度のことを、わざわざビデオまで制作してサキに見せる必要があるのだろうか? 別に事故現場の様子や椎名幸一の顔をサキが見る必要はないんだし。

 その頃、三平は神に廃墟のようなところへ連れて来られていた。
  
 三平「こんなところへ連れてきて、どうするつもりだ?」(震え声)
 神「これ以上サキに近付くな。君はサキが刑事であることを知ってしまった。彼女には危険が付いて廻る」
 カメラもついでに二人の周りをグルグル廻るのだった。
 神「近付き過ぎて、君まで危険に晒す訳には行かない、分かるな? 遊びじゃないんだ! 諦めろ」
 三平「いやだ! 誰が何と言ったって、俺は諦めねえぞ!」
  
 三平の言葉に、神はサッとナイフを取り出し、振り返って投げる。
 ナイフは三平の横の板に刺さる。歩み寄ってそれを抜きながら、
 神「本物の恐怖はこんなものじゃないゾ! 分かったら近付くな」
 神は言い捨てて立ち去ろうとするが、
 それを見送る三平の様子は、なんか「ああ、神サマが行っちゃう、どうしよう」とサキではなく神のことを想って焦っているようにしか見えない(腐女子かお前は)。
 実際、ここで三平は手近にあった鉛管を持って神に殴りかかるのだが、別に神にサキに近付くなと言われても従わなければいいだけのことで、ここで敢えて神に勝負を挑む必要は、全くないと思うのだが。
  
 とにかく、三平は神を卑怯にも背後から襲うが、あっさり撃退される。

 撃退されたからいいけど、神の後頭部に思いっきり入って、神が気絶してたらどうするつもりだったんだコイツは?
 三平役の増田康好氏は、ここでは神に投げられて板にまともにぶつかったりして、結構アクションしている。
 ただ、すぐ不自然にロングになって、その中で三平が神に背負い投げを決められているのは、スタントなんだろうか。本人がやってるのなら、わざわざロングにする必要はないからな。
 神はあっさり三平をぶちのめして立ち去ろうとするが、三平は泥だらけになりながら神の足にしがみつく。
 三平「まだだ、まだ勝負はついてない!」
  
 神はその様子を見て、しばし考えてから、三平の体を起こしてやる。
 以下の台詞は全篇を通しての名台詞のひとつである。

 神「実はサキはこれから、今まで会ったことのないような恐ろしい相手と戦わなくてはならない……下手をすれば命も落としかねない……彼女の心の支えになってくれるか? つらいとき、苦しいとき、サキを助けてやってくれるか?」
  
 神「勿論、私も命をかけて彼女を守る……どうだ?」
 最後にやっと笑顔を見せてくれる神。
 その笑顔に三平もメロメロなのでありましたっ……て、だからそういう発想はやめい。

 こうして三平は神公認のサキのサポーターとして戦いに参加することとなる。実際に戦うことは滅多にないけど。
 神としては、最初から三平の根性を試すつもりだったのか、三平のしぶとさに折れて気持ちを変えたのか、これだけでは判断できない。
  
 そんなことは露知らず、サキは純子の看病をしている。
 純子「お父さん……」

 うわごとを言う純子を痛ましそうに見詰めるサキ。そう言えばサキも幼い頃に父親を亡くしているのだった。
  
 カメラはテーブルの上のカップに入ったサボテンを映し、周囲が明るくなることで夜が明けたことを表現する。つまり、これはセットなので照明ひとつで自由に時間を操れるわけだ。
  
 サキは徹夜で看病したようだ。小鳥が囀る中、ややわざとらしくサキはこっくりこっくりやっている。
  
 ふと見遣ると、純子は目覚めていて、少し涙ぐんでいた。サキは黙ってハンカチでふいてやる。
 年は大して違わないが、斉藤由貴はいかにも優しいお母さんと言う感じだ。
 何のやりとりもないまま、次のシーンではふたりしてショッピングを楽しんでいる街頭ロケ。
 着替えとか、差し当たり必要なものを買っているのだろう。純子の気を紛らわそうと言う意図があることは言うまでもなく。
 ちなみにBGMは堀江淳の「メモリーグラス」……だと思うが。
 その後、オープンカフェで話している二人。
 サキ「全日本ピアノコンクール?」
 純子「来月の十日開かれるんですけど、新人の登竜門と言われていて4年に一度しかない大会なんです」
 オリンピックかよ。

 子供の頃からの夢で、優勝できなくてもいいんですと言う純子を、
 サキ「えらいわ純子」
 と、早くも呼び捨て&上から目線で誉めるサキ。

 しかし、肝心のなんで純子がサキを頼ってきたのか、その辺のやり取りがないままこういう話をするのは、ちょっと変かも。

 出場の前に川崎先生に演奏を聞いてもらおうと思うと話す純子。
  
 その名を聞いて目玉を大きく見開いて驚くサキ。
 サキ「まさかあの、世界的ピアニストの川崎トシヒロ?」
 純子「ええそうです、先生は父の愛弟子なんです……父が亡くなったあと、英光芸術学院の音楽部学部長(噛みそう)になってるんですけど、コンクールの審査員でもあるんです」
 サキ「へぇーーー、頑張りなさいよ」(どうでも良さそう)
 次のシーンでは早速その川崎の元を訪れているふたり。
  
 川崎を演じるのは西田健。
 純子は挨拶を交わしたあと、サキのことを「先輩」と紹介しているので、純子は1年生なのだろう。
 しかし、元々彼女はこの英光学院に在籍していたのではないのだろうか? それが事故後、突然縁もゆかりもない鷹の羽に転校したことについて、川崎は変に思わないのだろうか?
 で、とにかく演奏を聴いてもらう純子。曲は、えー、聴いたことはあるけど名前は知らないと言う、アレです。

 大抵こういうシーンでは、指のアップだけ別撮りで本職のピアニストが弾くものだが、
 ここでは、指の動きから林田さん本人の顔を映しているので、彼女、実際にピアノが弾けたのかもしれない。
  
 その演奏に聞き惚れるサキだが、そんな時でも、部屋にモニターカメラがあることに気付くあたりはいかにも刑事っぽくてグー。
  
 案の定、別室で純子の様子をモニターしている人物がいた。それは意外にもあどけなさの残る少女であった。先に書いておくと、彼女はあの笑い上戸(前回参照)の妹で、海槌久巳(クミ)であった。演ずるのは浅野なつみ。童顔だけど、撮影時は19才。
  
 純子の素晴らしい演奏を見聞きし、悔しそうに拳を打ち付けるクミであった。
 ちなみに、モニター画面が4つあるが、その中の映像は全てハメコミなので、映像処理にかなり手間がかかっただろうな。
  
 演奏を最後まで聴いた川崎は、拍手をして「素晴らしかった純子さん!」と、一旦喜ばせておき、
 「ただ難を言えば、荒削りで演奏がちょっと硬い」と、けなす。
 純子「ええっ」
 さらに、川崎は「今度の出場は諦めた方がいいでしょう」と断言する。

 しかし、新人の登竜門なんだから、荒削りで硬いから出るなと言うのは他人が聞いても変である。それに、優勝なんて考えてないと言う割に、欠点を指摘されて大袈裟に純子が驚くと言うのも、変と言えば変だ。

 ここでアイキャッチ。



Aパート Bパート 今週のチェック
 
  川崎の言葉にかなり落ち込んでいる純子。
 純子「私の演奏って、そんなにひどいのかしら。でもあたし、コンクールに出たい!」

 誰も「ひどい」なんて言ってないと思うが……とりあえず川崎は「素晴らしい」と誉めてるんだけどね。
 それに、コンクールには誰かの推薦がないと出られないのだろうか?

 サキ「あたしは演奏聴いて美しいと思った」
 サキの励ましに意外そうな顔になる純子。それにしても立派な眉毛だ。
 サキは「コンクールで聴いた人がひとりでも感動してくれればそれで立派な演奏になるんじゃないの?」
 と、言葉を続け、純子は頷くのだった。
 ちょうどそこで、さっき純子の弾いていた同じ曲を誰かが弾いている。
 純子は部屋の外からその演奏に聞き入る。
 弾いているのは、さきほどの少女。ただし、ここでは女優本人ではなく明らかに別の人が弾いている。
 自分より上手いと思ったのだろう、純子は分かりやすく自信を喪う。
 そこへわざわざ川崎がやってきて、「だうだい? 君より箆棒に上手いだろう」などと余計なことを言う。
 演奏しているのはこの英光学院を代表して出場するらしい。
 だが、サキに言われた言葉を支えに、純子は出場を宣言するのだった。と、すれば、別に誰かの推薦は要らないということか?

 それを聞いて明らかに不快そうな川崎だが、
  
 そこへピアノを弾いていたクミが廊下へ出てきて、後に熾烈な戦いを演じることとなるサキと初対面。
 帰っていくふたりを見送ったあと、クミは純子と自分のどちらが優勝するか川崎に訊く。
 川崎「分かりません。テクニックは互角。ただ彼女の演奏には人の心を一度に掴んでしまう天賦の才能がある……」
 彼は海槌財閥の令嬢であるクミに対し、丁寧な言葉遣いで、しかし率直な意見を述べる。
 クミ「天賦の才? ふざけないで、コンクールで優勝するのはこのあたしでなくてはいけないのよ!
 優勝をしてゆくゆく(噛みそう)はピアノの世界の女王として君臨するのがあたしの夢なんだから……どんな手段を使ってもあの女をコンクールに出さないようにしてよ、いいわね」

 笑い上戸の姉に、妄想癖の妹か。
 あまり関わりたくないなぁと西田健も思っていたことだろう。
 しかし、彼は海槌財閥の後ろ盾によって音楽部部長の地位を射止めた手前、従わざるを得ないのだった。
 鷹の羽に戻り、ピアノの練習をしている純子。やはり、林田さんはピアノが弾けるみたいだ。
 一心に練習していると、美也子たちがやってきて、「何だ、誰が弾いてるのかと思ったらお前かよ、どきな」と、邪険に押しのけて自らピアノの前に座る。
 しかし、「お前」と既に顔見知りのように話しているが、転入したてで、学年も違う彼女のことを何で知ってるのだろう? まあ、11話でも転入生にいちいち喧嘩を売りに行っていたようだから、その辺は漏れなくチェックしているのだろう。
 で、得意そうに弾き始めるのが、「猫踏んじゃった」のメロディであった。拙い演奏だが、これも本人が弾いてるのかどうかは分からない。後ろの手下の女の子の、胸のパッチワークがカワイイね。
 スケバンらしからぬ選曲に、手下を始め、サキも三平も笑いを漏らす。
 そこへ沼先生が登場。
 沼「こらぁっ! そこで何やってんだ、まぁたお前たちか、下校時間はとっくに過ぎてるんだ、さっさと帰れ!」

 沼先生、引き続き、紅白のネクタイをしている。よっぽどお気に入りなのだろう。
 美也子たちは素直に出て行くが、沼はサキに罰として部屋の片付けをして行けと命じる。
 その流れで、三平と純子と言うツーショットとなる。
 これは暴漢に純子を襲わせるための措置なのだが、普通は、サキが命じられたからって、三平たちが彼女一人に任せて先に帰ると言うのは、いかにも薄情で不自然だ。特に純子はサキと一緒に暮らしてるわけだしね。
 ここは、沼先生がサキに(成績のことででも)話があると引き止める、と言うほうが自然だったろう。

 三平「ひどいよなぁ沼の奴、いつもああなんだから」
 そんな彼らを待ち伏せする、絵に描いたようなチンピラ軍団。
 しかも、自分からぶつかっておいて因縁をつけると言う、古典的な方法で絡む。
 さらに「スイマセンで済んだら警察は要らねえんだ」と、これまた古典的な脅し文句を並べる。

 もっともこの場合、純子も三平も「スイマセン」などとは一切言ってないんだけどね。
 チンピラのひとりは純子の指を傷付けようとするが、
 ← 
 今回の三平はいつになく勇敢で、チンピラたちを身をもって押さえつつ、「逃げろーッ」と純子を逃がそうとするのだった。
 考えたら三平、そのチンピラたちより背は高いし、体格もがっしりしてるんだけどね。
 抵抗するが、最後は膝蹴りを受けてダウンしてしまう。
 そこへサキが駆けつける。
 「三平!」
 ← 
 とりあえずカバンでチンピラの背中を叩く。
 チンピラはサキに殴りかかるが、サキはそれを受け止めて男をブン投げる。
 純子はしつこく追ってくるひとりのチンピラから逃げ回る。
 女子高生の走る姿って、いいよね(黙れバカ)。
 彼女はなんとかチンピラをまく。
 その後、安心して元来た方へ帰ろうとしていると、怪しい車が彼女を尾行する。
  
 サキは、ひとり純子を探していたが、バイクの音が彼女に迫ってくる。
  
 そう、11話〜12話で彼女を襲った文字通りの仮面ライダー軍団であった。
 さらに、あの一度聞いたら忘れられない
 「あっはっはっはっはっは、(すう←息を吸う音)あっはっはっはっはっはっ」
 と言う、海槌あゆみ(遠藤康子)の高笑いが空に響く。
 「久しぶりね麻宮サキ!」

 こないだ別れたばっかりだと思うが、ドラマ内ではあれからかなり時間が経っているのだ。
 そして、バイクと車がぬっと現れる。

 しかし、ここはどう見ても競馬場のようだが、何でサキはこんなところへ来たのだろう。
  
 バイクの方は、当然、あゆみ。
 ヘルメットを脱いで、ミラーに引っ掛けるのだが、その際ちょっと引っ掛かって、もたついている。
 そして車からはクミが降りてきて、ポーズを決める。
 あゆみ「紹介するわ。あたしの可愛い妹、海槌クミよ」
 サキ「妹?」
 クミ「甘かったわね、サキ、英光芸術学院が海槌家の経営だって知らなかったの?」

 暗闇指令、そう言うことはちゃんとサキに言っておかないと!

 サキ「純子はどこにいるの?」
 クミ「さあ、今頃はあの世に行ってるかも知れなくてよ」
 サキ「なにぃ」
 クミ「コンクールで優勝するのはこのあたしと決まってるのよ、誰にも邪魔させないわ」
 あゆみ「サキ、今度こそ死んでもらうわよ」
  
 あゆみの合図で、バイク軍団が襲ってくる。斉藤さん、自ら頑張って前転されている。
  
 それとあわせて、純子が車に襲われるシーンも描かれる。
 背後から迫ってきた車を、壁に身を寄せて一旦はやり過ごすが、車はバックしてなおも彼女を狙う。
 と、つまづいて倒れる純子と、迫り来る車(のリア)。純子の「キャーッ」と言う悲鳴。

 直接的な描写は避けているが、とにかく純子は車に轢かれて怪我をしてしまうのだった。
  
 画面はすぐバトルの様子に戻る。
 ここでも、斉藤さん、次々と迫ってくるバイクを避けるというかなり危険なアクションにチャレンジしている。
 もっとも、この場合、一番大変なのは襲う方だけどね。
 サキは物陰でグローブをはめる。
 それにしても凄いところを走ってるなぁ。
 サキはそこからヨーヨーを投げて二台のバイクを倒す。
 ただ、横から投げるのはともかく、走っているバイクの後ろから投げて当たると言うのは、さすがに無理だろう。
 バイク軍団に追われるサキの前に、あゆみのバイクが迫る。
 あゆみの得意のムチが飛び、サキはヨーヨーで弾くが、
  
 結局、手首を絡め取られてしまう。そしてそのまま宙へ飛ばされるサキ。
 お腹が丸出しになるが、これは斉藤さんでも女性スタントでもなく、女装の男性スタントらしいので、焦ってコーフンしないように(するか)。
 それにつながる、サキが倒れ込むショットは、斉藤さん本人の背中なので心置きなくコーフンしてよろしい。
 何度か飛ばされた末、サキは手摺にムチで縛り付けられてしまう。
  
 ほくそ笑むあゆみとクミ。クミの特技はアーチェリーだが、ここでは使っていない。
 あゆみ「死ねえっ!」
 余計な小細工なしで、バイクでサキに体当たりしようとするあゆみ。
  
 突進するバイクと、サキの緊迫した表情を映し、「つづく」と言う、かつてないほどスリリングな展開となる。

 この時点では、純子がどうなったかも視聴者には分からないし、ヒキとしては最高だろう。



Aパート Bパート 今週のチェック
週の恭一郎チェック
・サキと顔を合わすシーンはないが、三平と初めてがっちり絡む(性的な意味でなく)。
今週の三平チェック
・初めてサキの部屋に入ったり、神と戦って仲間として認められたり、純子を庇って奮闘したり、前回に引き続き、見せ場が多い。
今週の暗闇指令チェック
・今回は、ビデオ録画による指令。何故か、サキに英光芸術学院のオーナーが海槌財閥だと教えない。イジワル。
今週の突っ込みどころ
・どうして純子がサキを頼って来たのか、全く説明されないままで、サキも三平もそのことを追及しようとしない。

・あと、 
 一体何度目の登場だという、沼先生のこのネクタイ。ここまで来たら最後までこれ一本で通していただきたい。

・ついでに、「殺しのメロディーを弾け!」と言うサブタイトルも、内容とあまり関係ない気がする……。
今週のまとめ
・純子と言うゲストを軸に、海槌姉妹との第二ラウンドの戦いを描く前篇。ストーリーとしては盛り上がりに欠けるが、林田是枝の清楚な魅力、神と三平のぶつかり合いなど、見所は少なくない。

・今週の評価 ★★★☆☆(3/5)