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第12話 サキ!お前はもう死んでいる!
Aパート Bパート 今週のチェック
 
 初の連続エピソードと言うことで、前回のあらすじの紹介から始まる。

 で、そのままオープニングタイトルを入れたあと、
 「サキーっ」と、腰まで水につかりながら、サキの名を呼んでいる三平くん。かっこいい。
 途中、深みにはまって沈みそうになるが、これは演技か、ほんとにはまったのか、よく分からない。とにかく、熱演である。
 三平の思いが天に通じたか、遂に岩場に体を横たえているサキの姿を発見する。
 彼女の体を三平が抱き起こすシーンに、サブタイトルがかぶさるが、それにしてもなんちゅうタイトルだ。
 三平は近くの使われていない別荘の上階にサキを運び込む。
 うーん、普通は何はともあれ病院だろう。山奥と言っても学校は割と近くなのだから、そこから病院へ電話すればいいのでは?
 もっとも、サキが落ちたところから三平はかなり川を遡行しているようなので、学校からもだいぶ離れてしまったのかもしれない。

 三平「サキ、目を覚ましてくれよ、サキ!」
 三平は、サキの額に手を当てて高熱を発しているのを見、医者を呼んでくるからとそこを飛び出す。
 しかし、彼がまず行ったのは、近所の別荘だった。無論、こんな中途半端な時季に、別荘には誰もおらず、三平の声が虚しく響く。
 で、次のシーンで早くも日が落ち、暗くなっている。そこへ三平が、薬や包帯らしきものを入れた袋を持って戻ってくる。

 医者はどうしたんだ? と思うが、事情が事情なだけに、一介の高校生の彼にはどうしようもなかったと言うことか。
 しかし、三平が入ろうとすると、広い肩幅が視界を遮る。そう、神サマである。
 彼は、メスでサキの肩に食い込んだ銃弾を摘出したようであるが、詳しい描写はない。

 それにしても、どうしてこの場所が分かったのだろう?

 三平は何度か神と会い、サキとの関係を薄々知っているので、ここでは黙って神の治療を部屋の外から見守っている。複雑な表情を浮かべながら……。

 サキはそのまま眠りに落ち、久しぶりに母親の夢を見る。

 その間、神と三平の間にどういうやりとりがされたのか、想像するしかない。
 気が付くと、朝になっていて、部屋には三平ひとり。
 三平「目が覚めたかい、サキ?」
 サキ「神は?」
 三平「いない、手当てが終わったら消えちまったんだ」

 サキはその言葉にやや色をなして「どうして、どうして止めてくれなかったのぉっ?」と、三平を責める。

 しかし、この台詞はなんか不自然に聞こえる。危難に遭ってサキが神を頼る気持ちも分かるが、それを三平に対してここまであからさまに表明するのはサキらしくない態度である。
 三平「サキ……!」

 サキが神のことを男として愛していると悟り、寂しそうな表情になる三平。
 しかし、なんとなく神に手柄を横取りされたようでかわいそうな三平であった。サキに、助けてもらった礼も言って貰ってないしね。
 一方、海槌あゆみは装いをがらっと改めて、鷹の羽学園へ乗り込む。
 生徒会室に、例の三人娘を従えて威風堂々入ってくる。
 横山「「こちらは関東生徒会連合の会長、海槌あゆみさんです……今日は連合加入の勧誘に見えたそうです」

 ヘタレ議長「関東生徒会連合?」
 あゆみ「日本の乱れた高校の秩序と規律を正常化することを目的とした組織です。鷹の羽学園の皆さん、自主管理委員会の発足、おめでとうございます。我が生徒会連合のモットーは『己に厳しく』です! 皆さんも二度と学園にスケバンや暴力をはびこらせたくなければ、己に厳しくなることです。ちょっとした心の緩みが、全てをぶち壊します。女子生徒は長髪を編むこと、パーマはかけないこと、男子生徒は制帽を必ず被ること、せめてこれくらいは実行して欲しいものです
 お前が言うな。

 彼女がもっともらしく提唱するのは、要するに時代錯誤的な厳しい校則の徹底なのだが、気骨のある生徒会長が不在で、すっかりバカになっちゃってる生徒会役員の皆さんは口々に「賛成」と述べるのだった。
 そして早速彼女の提案が実施される。
 立原麻衣「えーっ、三つ編みにするのー? 冗談じゃないわ」
 女子高生らしからぬ色っぽさの立原さん、三つ編みの強制に反発する。

 また、自主管理委員会の生徒たちが前回以上に厳しく生徒たちを監視し、取り締まるようになる。
 居場所のない美也子たち。ただ、前回あれだけ重傷を負っていたのに、全員すっかり回復しているのは変かも。まあ、あれから結構日数が経過しているのかもしれない(……と思ったが、直後に「この二、三日サキの姿を見ない」と言っているのでせいぜい三日しか経っていないと思われる。ま、見た目ほどたいした怪我ではなかったのだろう)。

 美也子は「こんなことならサキにスケバン譲っとけば良かった」と、情けない本音を漏らす。いかにも美也子らしい。
 手下たちは、サキや三平が姿を見せないが、三人娘たちに殺されたらしいと噂する。

 行き過ぎた管理体制に、教師たちも戸惑っていた。
 高木先生「校長! あれではやり過ぎです! すぐやめさせるべきですぅ!」
 決断力のない校長は「生徒たちと話し合うしかない」と煮え切らない。海槌あゆみについて問われ、日本六大財閥のひとつ、海槌財閥の令嬢だと明かす。

 ここで、海槌の名を冠した系列企業の映像が映し出される。
 なお、高木先生はこの後の学園改革で、姿を消してしまうが、確かこのシーンが最後の顔見せになったと思う。児島さん好きだったのに残念だ。
 また、この時点では、彼女の愛する沼先生が殺人容疑で捕まっているのに、そのことについて心配する様子が見えないのも変といえば変だ。

 一方、生徒会長の三井律子は引き続き意識不明の状態が続いていた。
 面会謝絶なので、窓の外からそっと彼女の様子を窺う三平。これでは完全な不審者である。
 三平は恐らくサキに頼まれて様子を見に来たのだろう。

 三平の声「生徒会長さん、サキはあんたがほんとに好きみたいだぜ。助かってくれよな……」
 次のシーンでは、とある喫茶店に石森章太郎の息子、タロウが入ってくる。
 そこには、病院からここへ廻ってきたのだろう、三平の姿が。彼がタロウを呼び出したのだ。

 タロウ「三平、ドコ行ってたんだよ、ずっと学校休んでー」
 三平「ごめん、ちょっとわけありでさ、学校の様子が知りたくてさ、例の三人組、どうしてる?」
 タロウ「それがひでえもんだよ。海槌あゆみってのが乗り込んできてさ、もメチャメチャ……なんでこんなことになっちまったのかなぁ……最初は自主管理が正しいと思ってたのに……」
 ぼやくタロウ。ファシズムは常にこういう形でやってくるのです。
 タロウはサキが死んだのではないかと話すが、三平は生きていてとある場所に隠れていると打ち明ける。
 だが、彼らの近くには聞き耳を立てる鷹の羽の女子生徒がいた……キャストは高橋裕子さん、かな。
 その頃、サキはカルピスソーダの空き缶を標的にヨーヨーを飛ばす練習を始めていた。

 階段を登ってくる三平の足音に、慌ててヨーヨーを隠す。
 三平「ただいま、美味しいものをいっぱい買ってきたぜ」
 サキ「ありがとう、キャプテンと学校の様子は見てきた?」
 三平「心配するなよ。サキは体を治すことだけ考えてればいいんだ」
 だが、その時、タロウは先ほどの女子高生に密告され、三人娘にリンチされていた。
 この時、チクリの高橋裕子さんが何か喋っているのだが、アフレコ時にカットされたのか、無音である。

 麻宮サキが生きていると知り、驚きつつも強敵の出現を楽しむ余裕を見せるあゆみだった。
 タロウは田川にビンタされて、あっさりと口を割った様子。
 ただ、三平はタロウに別荘の正確な位置まで教えていたのだろうか? ま、あの辺の別荘に隠れていると聞けば、後はすぐ分かるだろうが。
 で、三平が何か荷物(何か不明)を持って別荘から出てくると、
 前回サキを襲った仮面ライダー軍団が襲ってくる。
 三平は慌てて部屋に戻り、気持ちだけバリケードを築いて身構える。
 だが、何故か彼らは下の駐車場(?)をぐるぐる回るだけで、上がってこようとしない。

 しかもほどなく彼らは何もせず、走り去ってしまう。不審に思うサキたちだったが、下のほうから、うめき声が聞こえてくる。
 下には、縛り上げられたタロウの姿が。石森章太郎の息子なのに、仮面ライダーに捨てられてしまった。
 この場所を知らせたことを詫びるタロウ。
 その足首に、サキへの手紙が巻きつけてあった。
 幼稚な字ですね。これは遠藤康子さん本人が書いたっぽい。

 三時と言う刻限に、サキは無言で三平の腕時計を見る。
  
 サキ「アルバ!」(註・言ってません)

 ここでアイキャッチ。



Aパート Bパート 今週のチェック
 
 三井律子の病室へ怪しい影が入って行く。
 変装した刺客なのだが、三井の枕頭にいた本物のナースは「交替です」と言われ、怪しむことなく部屋から出て行く。うーん、いくら大きな病院とは言え、同僚のナースかどうかくらい分かりそうなものだが……。
 なお、刺客は海槌あゆみ自身だった。普通は、三人娘のひとりとかを寄越すのが大物らしさが出ると思うが……それに、仮にも殺人なのだから、海槌財閥のお嬢様が直接そんなことをするのはまずいだろう。ま、前回、サキを本気で銃撃してるんだけどね。
 単に、コスプレがしたかっただけかもしれない。
  
 そして、かっこよく白衣を剥ぎ取るあゆみ。

 お前は天知茂か。

 それに、いつ誰が入ってくるか分からないのだから、ここはずっと看護婦姿でいるべきだと思う。
 彼女は時計を見て、約束の三時まで20分なのを確認する。
 サキは、腕を吊ったまま、どたどたと山道を走っていた。三平はどうしたのだろう?

 だが、彼女の行く手に三人娘が立ちはだかる。
 今回は最初から戦闘モードで、各々の得意武器を持っている。
  
 田川はナックル。これで三井律子を殴ったのだろう。
  
 河合その子はベアークロー(笑)。
 横山はチェーンの付いた棒。

 それにしてもこの人たち、本職はなんなんでしょう?

 サキは「どけっ!」と一喝する。
 田川「そうはいかねえ。てめえを病院に行かせるなとお嬢様の命令だ」
 横山「てめえが病院に着くのがはええか、三井律子の心臓が止まるのがはええか……」
  
 そう言うと、横山さんは秀才眼鏡を外し、何故か踏んで粉々にしてしまう。
 ただ、彼女たちはこの場でサキを倒し、以降も鷹の羽を猫を被って支配するつもりだったのだろうから、ここでトレードマークの眼鏡をオシャカにしてしまうのは、解せない行為である。
 河合「ゲームなんだよ!」
 やっぱり河合その子は可愛いね。

 サキは腕を吊るしていた布を投げ捨て、戦いがスタート。
 本来なら、もうちょっと白熱した戦いになるところだが、今回はこの後に海槌あゆみとの決戦が控えていることもあり、かなりあっさりと片付いてしまう。美也子たちをぶちのめした彼女たち、もうちょっと強くても良かったとおもうが。
  
 まず、河合その子はサキのヨーヨーをまともに受け、若干ブスになりつつ画面下に沈み、
 そのまま砂利の斜面を転がり落ちて行く。
 田川もやられるところもはっきり映されないまま、同じく斜面を転がり落ちる。合掌。
  
 残る横山は、ヨーヨーのチェーンで凧揚げのように空中に吹っ飛ばされる。
 飛ばされる際の横山さんのお腹は本物だが、
 空中を飛ぶときのお腹は、恐らく男性スタントのそれなので、急いで喜ばないように。ま、どっちにしても大した違いはない。
 斜面を転がるのも、明らかにセーラー服姿の男である。

 こうして、三人娘は物語から姿を消してしまう。具体的にどうなったのか、何の説明もされないのはちょっと納得いかない。ここから落ちたくらいでは死んだり、再起不能になったりはしないと思うが、最後にあゆみが鷹の羽から(一旦)手を引くと宣言しているので、彼女たちも従って消えたのだろう。
 だが、今度は文字通り仮面ライダー軍団が襲ってくる。
  
 サキの声「キャプテン!」
 昏睡状態の三井律子の映像がインサートされる。

 サキはバイク軍団の攻撃を避けるのが精一杯で、このままではとてもじゃないが三時に間に合わない。
  
 体を回転させてバイクをよけるサキ。何となく見ていると斉藤由貴がやってるようにも見えるが、無論、女性スタントである。
  
 ピンチだが、そこへながーい足がぬっとフレームインする。
 そう、愛しの神サマであった。

 神「ここは俺に任せて先に行け!」
 今回、ちょっとかっこ良過ぎるなぁ。
 もっとも、最初のシーンでも、ここでも横から出てきて美味しいところをさらっていく感じは否めない。

 サキは言葉に従い、走り去るが、バイク軍団は何故かサキを追わず、神の方へ向かってくる。
 神が戦闘力を示すのは、今回が初めてなので、管理人は割とドキドキしながら見ていたが……、
  
 神はほとんど冗談のように強かった!

 空高く跳んでは、次々とライダーに蹴りを叩き込む。
 若干、ブルース・リーを意識しつつ。
  
 そして山の上に着地すると、仮面ライダーたちはなすすべもなく倒れ伏していた……この間、約10秒!

 はっきりいって、サキよりよっぽど強いんじゃないの?
  
 その頃あゆみは、時計が三時になったのを確認し、酸素吸入器の元栓を締める。
 たちまち苦しがる律子さん。

 しかし、彼女の様子はモニターされているので、その異状はナースセンターに届いてすぐ大騒ぎになると思うのだが……

 だが、無論、間一髪のところでサキが飛び込んでくる。
 病室でムチをふりまわす非常識なあゆみ。
  
 サキは隙を突いて、ヨーヨーを飛ばして酸素の元栓を元に戻す。

 うーむ、さすがに、ヨーヨーで栓を捻るのは無理だと思う。
 とにかく、三井律子の容態は安定する。
  
 サキはムチで追い掛け回され、病院の裏手を抜け、ちょっとした森の中に移動する。
 それはいいのだが、何故かそこに三平も駆けつけてしまう。
 病院へ行くのなら分かるが、何でこんなところにいるのだろう?
 対峙する二人。意味もなく強風のSEが入り、緊迫感が高まる。

 サキ、ヨーヨーで威嚇してから、
 サキ「舐めるんじゃねえ!」

 あゆみ「えっ、何を?」
 と、思わず聞いてしまいたくなるほど、唐突な台詞。
 サキ「鷹の羽学園2年B組、麻宮サキ、またの名はスケバン刑事!」
 かっこよく、2週間ぶりの名乗りを上げる。
 あゆみはそれに対し、「デカ?」と、驚くのだが、彼らはサキの身分を知らないまま、サキを殺そうとしていたのか? ちょっと変じゃないか。サキは既にスケバンを廃業していたわけだし、サキを標的にした理由が分からない。
 それはともかく、近くで見物していた三平にもスケバン刑事であることがばれてしまう。
 もっとも、宇宙人だったとか、改造人間だったとか、そう言うのに比べれば軽い暴露なんだけどね。
  
 サキ「関東生徒会連合会長、海槌あゆみ、美名の陰に隠れて、てめえの狙いはいったいなんなんだ?」
 敵に訊くなよ。

 ただ、サキは彼女の肩書きをどこで知ったのだろう。タロウ→三平→サキと言う形で知ったのだろうか? だが、タロウと三平の会話では、関東〜はなかったと思うが、負傷したタロウから直接聞いたのか?

 あゆみ「狙い? 途轍もない計画が進行しているとしか、言えないわね」
 サキ「ふざけるな、狙いがなんであろうと、人の命をゲームにする奴は許しちゃおけないんだ!」

 やや逝っちゃった目になるサキ。

 そして戦いが始まる。
 ここでは、斉藤由貴さんが割とご自身でアクションされている。
 体を回転させるシーンで、スカートがめくれて白いものがちょっとだけ見えるが、品性が疑われるので貼りません。
  
 あゆみはムチをふるい、一方的にサキを攻める。
 サキの声「強い、こんな相手は初めてだ」

 ま、笑い上戸でムチを振るう女子高生ってのも、なかなかいませんしね。
 あゆみは、気合を込めてムチを飛ばし、その先端が触れると、木の幹から火花が散ると言う芸当を見せる。
 さすがに、火花は散らないと思うが。あるいは、先端部分に何か仕掛けがあったのか?
 さらに、ムチを頭上の枝に巻き付け、ターザンよろしく空を飛んで襲ってくると言う技も披露する。
 だが、サキもその場でジャンプして、
 空中でからみあって、地面に落ちる。

 そして、互いに必殺の一撃を放つ。
  
 サキのヨーヨーはあゆみのお腹……と言うか、みぞおち……に命中し、あゆみのムチは銃撃されたところを直撃する。
  
 あゆみ「うっうう……」
 サキ「うう……」
 お互い、相手を睨みつつ、「うーうー」唸る。
 完全な相討ちだが、サキが負傷していたことを考えれば、やはりサキの方が強いのだろう。
 サキの視界がぼやける。
 結局、その場に倒れてしまう二人。
  
 苦しそうなサキを見て、「サキ!」と、三平が思わず駆け寄る。
  
 三平「サキ、しっかりしろサキーっ! サキ!」
 サキ「海槌あゆみは……?」
 問われて、三平があゆみの倒れていたところを見るが、
 既にあゆみの姿はない。
 それでいて、あゆみの高笑いがこだまする。
 あゆみの声「麻宮サキ、今度だけはお前に免じて、鷹の羽学園から手を引いてやる。でもまた必ずお前の前に現れるから、そのつもりでいるのね。あっははははっ、あははははははっ、あははあはは……」

 こういうシーンに合理的な解釈を求めるのは野暮だが、恐らく、部下によってあゆみは素早く運び出されのだろう。あゆみの声は、その場に設置したマイクから、あゆみが(搬送の車の中からでも)喋っているのだろう。
 笑い声が消えた後、
 三平「サキ、お前、刑事だったのか?」
  
 「ハッ」として振り向き、少し悲しげな表情を見せたサキは、三平を置いて無言で歩き出す。
  
 遠ざかる後ろ姿に、
 三平「待ってくれ、サキぃ! お前が刑事であろうとなんであろうと、俺の気持ちは変わらないぞー! サキーっ!」

 心温まる言葉を投げてから、サキを追って走り出す三平。三平の明るいキャラクターは、「スケバン刑事」の面白さの要因のひとつである。ただ、ここは、追い掛ける三平のシーンで切るべきだったと思う。
 画面では、三平がサキに追い付いて肩を並べて歩き出すところまできっちり映してしまうので、なんとなく間が抜けている。

 こうして鷹の羽学園に平和が戻った。
 つまり、自主管理委員会も廃止になったのだろう。ラスボスさえ倒せば全部解決と言うのは、ご都合主義だけど。
  
 晴れやかな気持ちで登校するふたり。

 三平「本当に良かったよなぁ、元の学園に戻って、でもまだ信じられないよ、サキが刑事だったなんて……」
 いきなりサキの秘密を口にする三平。相変わらずである。

 サキ「シッ! そんなこと大声で言っちゃダメでしょう!」
  
 そこへ懐かしい顔がお出迎え。
 沼「よっ、はははははっ」
 サキ「沼先生、まだそのネクタイ締めてるんですか?
 三平「良かったですね。疑いが晴れて」
 沼「三井律子の意識が戻ってなぁ、わたしがやったんでないと証言したんだ……なあ麻宮、折角入った剣道部、辞めるなよ……真人間になるんだぞ!」
 サキ「先生……」

 とっくに真人間になってると思うが。
 沼「いやっははっ、あははっははっ」
 小刻みに首を振りながら、向こうへ行ってしまう沼先生。
 最後にナレーターが「途轍もない計画が既に着々と進行しつつあるのをサキは知らなかった」と、おさだまりのフレーズで締め括り、「つづく」のだった。



Aパート Bパート 今週のチェック
週の恭一郎チェック
・前回と打って変わって大活躍の神サマでした。

 特に、バイク軍団を一蹴するあたりのかっこよさは、最終回に匹敵する。
今週の三平チェック
・サキを助けつつも、美味しいところは神に持っていかれてやや悔しい。

 一方、サキが刑事だと言うことを知り、よりサキとの関係を深くすることに成功。
今週の暗闇指令チェック
・そう言えば出てこなかったな。
今週の突っ込みどころ
・今週に限らないのだが、沼先生が相変わらず、
 この紅白のネクタイを締めているのが手抜き。
 特に、最後の登場時は、留置所から釈放された後だというのに、引き続き同じネクタイと言うのはありえない話だ。

 さかのぼって調べると、沼先生、8話でデート中のサキを呼び止めるところから、ずーっとこのネクタイのようだ。
 
今週のまとめ
・海槌あゆみとの第一ラウンド後篇。次回のピアノ篇のように、第二部は、前後篇の二話構成でエピソードが展開するケースが多いようだ。
 今回、ストーリーは単純だが、多彩なアクションシーンが繰り広げられる。一方で、サキが刑事だと三平が知ってしまうなど、レギュラー間のドラマが進行を見せる。

・今週の評価 ★★★☆☆(3/5)