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第7話 愛と憎しみのアーチェリー
Aパート Bパート 今週のチェック
 
 今回も、
 回想シーンを適当に並べ、「宿命の少女麻宮サキ……」のナレーターをかぶせるオープニング。

 夜、走行中の車のフロントに歩道からアーチェリーを放ったものがいる。
 矢はウィンドウを割り、運転していた男性は操作を誤り、事故る。
 ただ、この映像では矢が男性に刺さっているようにも見える。
 その男性のアップの画像が、そのままサキの家のテレビに飛び込んでくる。

 暗闇指令の声「私立クローバー学園の石原教師が帰宅途中に事故を起こした」
  
 暗闇指令「何者かがアーチェリーを使って狙撃したのだ」
 サキ「アーチェリー?」
 熱心に指令VTRを鑑賞しているサキ。
 暗闇指令「教師は一命を取り留めたが、これは明らかに殺人事件だ……そこでサキ、今回の君の任務は」
 暗闇指令「警察の捜査とは別に、学園の内部からこの事件を内偵してもらうことだ、成功を祈る」

 サキの後ろに立ってるのは、背後霊ではなく神恭一郎のおじさんです。

 それにしても今回の指令テープは手抜きだなぁ。
 サキは立ち上がり、「ガイシャが先公じゃあ、気乗りしないねえ」と、ことさらに専門用語を使って言う。

 うーん、しかし、本人だって別にやりたくてやってるわけじゃない特命刑事なんだから、わざわざ「ガイシャ」なんて言わないだろう。
 神「私立クローバー女子学園への転校手続きはとってある、明日から早速登校してもらう」

 それにしても濃いお顔。墨汁が出そうだ。
 また、この学校名がなんか凄いね。

 神、サキの監視の名目でまた女子高に潜り込めるぞと、今からワクワクしていたのではないか。残念ながらそう言う場面はない。
 サキはパッと振り向くが、それ以上の文句を言う暇もなく、アイキャッチが入って、
 次のシーンでは神の指示通り、その学校へ向かっている。
 前回までと違うところでアイキャッチが入っているが、CMの位置が変わったのだろうか。
 転校のたびにちょっと違う制服が着れて嬉しいサキ。

 はい、ここでサブタイトルが表示されます。
 サキが敷地内に入ると、既に騒ぎが起こっていた。
 三人の生徒が中庭の椅子に座らされ、縛られ、その上で無理矢理髪を教師に切られているのだ。無論、カツラだけど。
 取り囲む校舎の窓から他の生徒たちが一心に見詰めているが、教師はアーチェリー部を廃部にした学校の意向に逆らい、嘆願書の署名を募るなどの行為をしたため、反逆行為として罰を与えているらしい。

 隔世の感のある演出である。今だったら、教師は即座に懲戒免職であろう。
 サキは壁に貼られているその嘆願書を見る。ヘタクソな文字がリアリティを醸している。

 教師の声「この学園では規律と服従が絶対だ!」

 言い切ったで、オイ。
 ここまで明快に公言されると、いっそすがすがしい。
 勿論、そんな非道を黙ってみていられるサキ姉さんではない。反射的にヨーヨーを構えるが、
 そこに愛しの神の濃い顔が浮かび上がる。なんか大嵐浩太朗みたいだ。
 神「いいか、事件の真相を掴むまではどんなことがあってもおとなしくしていろ」
 と言う神の命令を思い出し、寸前で思いとどまるサキ。不承不承、ヨーヨーをしまう。
  
 その後、胸壁にもたれて泣きじゃくっている三人の生徒たち。
 自分の力が足りないばかりに、と深刻な表情で悔しがっているのは、アーチェリー部の顧問だった教師・門馬である。演ずるのははぐれ刑事でお馴染み、大場順。
 女生徒に抱き付かれて嬉しい順。教師がその場を去ったあと、
 サキは早速接触を試みる。
 事件の裏にアーチェリーが関与しているためである。
  
 「誰?」と尋ねる女生徒。
 サキは務めて明るい声で、
 「あたし転校生なの、アーチェリー部に入れてもらおうと思って来たのに……一体どうしたの」
 と、さりげなく事情を聞きだそうとする。

 素直な三人は、疑う素振りもなく説明してくれるのだが、アーチェリー部は顧問の自由尊重主義から学校から目の敵にされていたらしい。で、回想シーン。
 アーチェリー部の練習場に、コワモテ教師がやってきて部の活動停止を命じる。ちょうどその時、門馬は不在だった。勝手に的を撤去しようとする剣道部の部員たちだったが、
 堀江由美「先生、どいてください、練習の邪魔です!」
 と、さっきのビラに名前のあった堀江由美(財前直見)が激しい口調で言い放ち、
  
 コワモテ教師に向かってアーチェリーを向ける。で、ほんとに撃っちゃうのだ。たちまち情けない顔になるコワモテ教師。
 その悲鳴を心地よげに聞く由美。ドSですね。
 が、当然ただで済むわけもなく、さっきのように皆の前で長い髪を切られてしまう。そして、アーチェリー部は廃部、門馬も責任をとって辞めさせられることになる。
 ただ、ここでは一転して由美が普通の女の子のように泣き叫ぶのはちょっと首を傾げてしまう。ここは彼女らしく、毅然とした態度で罰を甘受すべきだったのでは?
  
 その話に衝撃を受けるサキ。三人はあとずさりしつつ、ひとりずつ台詞を言いながらはけていく。
 自分たちには関わらない方が良いと忠告を残して。
  
 さてその由美さん、わかりやすくグレてしまい、バーで昼間っからダーツで遊んでらっしゃる。そこへ、投げたダーツをヨーヨーで落とし、サキが現れる。
 サキ「はぐれの由美って、あんた? 誰ともつるまないなんて随分いきがってるもんだねえ」
 由美「消えな、用はないね」
 と、サキの横のレリーフにダーツを刺す。

 サキ「さすがだね、私立クローバー女子学園を退学、堀江由美、元スケバン、一時はアーチェリー部のエースと騒がれたもんだが」
 サキも一応刑事らしく、短時間で彼女のデータを集めたらしい。
  
 サングラスを外して、由美「あんたなにもんだい?」
 サキ「私立クローバー女子学園、2年D組、転校生、麻宮サキ、学園であんたの噂を聞いて、是非一度勝負してみたいと思ってね」
 挑発的なサキ。
 で、次のシーンでは飲み屋街の路上で、戦っているふたり。

 話が早い。
  
 サキのヨーヨーに対し、ダーツを複数指に挟んで構える由美。
 この強い眼差しなどを見ると、財前直見のスケバン刑事ってのもありかな。2のように仲間と一緒に戦うという設定だったら、彼女がレギュラーになっていても不思議はなかっただろう。
 ただ、何もこんなところで戦わなくても良いんじゃないのかとも思うが……。
 二人は、互いに武器を投げあうものの、決定打を与えられない。
  
 普通はもっと激しい戦いを経て、「男」の友情と言うものは芽生えるものだが、ここでは割とあっさりと相手の実力を認め、笑みを浮かべるのだった。
 で、次のシーンでは堰のそばの護岸斜面でくつろいでいるふたり。

 話が早い。
  
 カルピスソーダを飲むサキ。
 由美「相当、ならした感じだね」
 由美は、左手に別のジュース、右手にアンパンを持っている。
 サキ「お互いさまだろ、ふふっ」
 顔を見合わせて笑う元スケバンふたりだが、
 ごく普通の女子高生にしか見えん。

 しばらく間を置いて、サキは「ねえ、その傷……」と切り出す。
  
 途端に険しい目付きになる由美。が、サキは屈託のない表情で、
 「学校で、ヨシエに聞いたんだ……あのセンコーたちにつけられたんだって?」
 ヨシエと言うのは、さっきの三人のうちのひとりだろう。
 由美は怒りに燃える眼差しで、「あいつら!」と、回想モードへ。

 泣きながら髪を切られるシーンをはさんで、

 由美「あくまでも手元が狂ったんだって、いいくるめやがって!」
 しかし、そもそも無理矢理女生徒の髪を切るという時点で、手元がどうのこうのという次元の問題ではないと思うのだが。
 顎をつまんで話を聞いているサキ。以前にも暗闇指令の話をこうやって聞いていたな。
 由美は一度は復讐しようとしたが、門馬に諌められてとどまったという。門馬は、彼女にとっては唯一の理解者だった。
 どうでもいいが、川の流れがかなり激しくて、怖い。
 門馬の熱心なアーチェリーの指導振りをはさんで、
 由美「その先生が必死になって止めてくれたからさ、だからあたし、復讐を思いとどまることにしたの」
 県大会2位のメダルを見詰めながら話す由美。
 メダルを受け取って見るサキ。

 どうでもいいが、やたら風が強い。川っぺりだからね。
  
 サキと別れ、かつて所属していたアーチェリー部の部室にやってきた由美、だが、扉に近付いてたちまち表情が曇る。
 わかりやすっ!
 また、部室には門馬がひとりいて、憤懣やるかたない様子。
 由美はそれを見て、声をかけそびれる。
 門馬先生、普通、見られてることに気付くだろ、これなら。
  
 その後、今度は自転車で帰宅中のクローバー学園の教師がアーチェリーで撃たれ、怪我をする。
 そのことを予期していたのか、由美はすぐ現場にやってくる。遠ざかる犯人の靴音。
 由美は躊躇していたが、例のメダルを現場にわざと落とす。
 つまり、それによって自分が罪を被るためであった。
 ま、これで、真犯人の正体は完全に分かってしまうんだけどね。
 ドラマ的には、彼女がメダルを落とすシーンはないほうが良かった。
 事件の翌日、神のポルシェの中でその現場写真を見せられるサキ。今回はクローバー女子学園内での授業シーンは一切ない。
 ま、普通考えたら、現場にそんなもんが残る筈ないんだけどね、ドラマにおける警察は単細胞なので、由美が容疑者として既に手配されているという。
 神「捜査は打ち切りだ、鷹の羽学園に戻れ」
 本心かどうか不明だが、神もあっさりと決断を下す。

 サキ「違う、違うよ神」
 神「何が違う?」
 サキ「あの子の目は嘘を言っていなかった……由美は犯人じゃないよ!」
 さきほどのやりとりから、彼女の潔白を信じているサキは懸命に訴える。
 神「ほう、じゃ真犯人は誰だ?」
 サキ「あ、そ、それは」
 神「サキ、お前は刑事だ。ガキみたいなことを言うんじゃない!」

 突然ムチャクチャを言い出す神。
 確かにサキは刑事かもしれないが、17歳のガキであることに違いはないんだけどね。

 それでも捜査の継続は認めてくれる優しい恭一郎でした。
 その由美は、警察に追われて商店街を逃げ惑っていたが、
 突然現れたフルフェイスのバイクに助けられる。無論、サキである。

 ここでアイキャッチ。



Aパート Bパート 今週のチェック
 
 由美を尻に乗せて、バイクは資材置き場のようなところへやってくる。バイクが止まると警戒するように降りて距離をとる由美。
 由美「誰……?」
 ミラーに映る由美にしゃべらせるちょっとオシャレな演出。
  
 ヘルメットを取ると、サキの顔が現れる。ホッとする由美。
 ちなみにサキがオートバイに乗るのは2話以来か。バイクに乗るのは全体を通しても5回に満たないんだけどね。

 事件のことを切り出すサキに、由美は「あんたは何者なんだ?」と訊く。
 サキ「あたしはあんたのダチさ」
 と、かっこいい台詞を決めるサキ。

 由美は、一連の教師襲撃はあくまで自分がやったと言い張る。
 対してサキは、
 サキ「由美、少年院のメシは簡単にはノドを通らないよ」
 と、経験者だから言えるヤな脅しをかける。

 由美は白状しないが、サキは相手の様子から、彼女の真意をほぼ見抜いてしまう。
 自分がやったと叫びながら、走り去っていく由美。

 由美がそうまでしか庇う相手はひとりしかいない。
 サキはクローバー学園の門馬の様子を探りに行く。ライダースーツのままで。
 クビにされて荷物をまとめているらしい門馬に、
 憎々しい顔の教師が声をかける。

 「そんな目であたしを見ないで下さいよ、まあ、結局はあんたが播いた種なんだ、情熱教師もいいが、あんたの温情心がクズどもをつけあがらせるんだ!」
 また、それが結果として由美のような犯罪者を生んだのだと指弾する。門馬は否定するが、
 「これでようやく厄介払いが出来る(トン!と机をたたき)せいせいしたっ!」

 この教師、冗談抜きでむかつく。
 だから、その背中に向けて門馬が怒りの表情を浮かべるのも、視聴者としては納得でき過ぎて困る。

 門馬「そうはさせるか、必ず貴様も道連れにしてやる!」
 呪いの言葉を聴き、彼が犯人だと確信するサキ。こんな分かりやすい犯人ばっかりだったら、刑事の仕事も楽である。
  
 さて、その夜、そのむかつく教師がひとりで歩いて帰宅途中。何故か、人気のない工事現場と言うか、建設機械のおいてあるような寂しいところを通っているが、それを物陰からアーチェリーで狙っているのは、はい、僕らの門馬先生。
 ただし、直接それで相手を撃つのではなく、
 あらかじめ用意してある、頭上の鉛管のたばを支えるロープを矢で切るつもりなのだ。

 標的がその真下に差し掛かったとき、ためらわず矢を放つ門馬。
  
 矢は見事、ロープを射抜……いてないように見えるが、と、とにかくロープはバチッと粉を撒いて切れる。
 なんで粉が出るのか、謎だが……。

 普通ならばたくさんの鉛管(?)に押し潰されているところだが、直前でヨーヨーが飛んで来て、教師の腕をまきつけ、後ろに引っ張る。
 鉛管は教師の目の前にドドドッと落ちてくる。
 しかし、教師は倒れた拍子に頭を打ち、気絶してしまう。

 都合がいい。

 門馬は(何故か)その場からさっさと逃げ出す。
 依然、ライダースーツのサキが現れ、
  
 ここでやっと、それを脱いで、セーラー服姿に戻るのだが、この早がわり、「美女シリーズ」の天知茂みたいだ。
 なお、既にこの時点で制服はクローバーではなく、鷹の羽のものに戻っている。
 サキ「門馬先生、隠れてないで出てきたらどうです。そこにいるのはわかってるんだ!」
 と、後半、ドスの利いた声になってまだ現場にいるらしい門馬に声をかける。
 そして、ヨーヨーを構えて投げる。
  
 ヨーヨーは、どう見ても手抜き工事のブロック塀にぶちあたり、それを積み木のようにガラガラと崩してしまう。
 その向こうに門馬が隠れていた。

 あの、なんでさっさと逃げなかったの?
  
 サキ「先生、武器を捨ててもらおうか」
 しかし、そこに第三の人物が現れる。無論、由美である。
 由美「サキ、武器を捨てるのはあんたのほうだよ」
 由美「動かないで!」
 得意のダーツを構えて警告する由美。
 さらに、意外にも気絶している教師を殺してくれと門馬に言う由美。

 サキ「由美っ」
 由美「あのセンコーたち、先生の教育の理想を踏みにじったんだ……先生の気持ち、凄くよく分かる……17年間生きてきて先生だけがあたしを理解してくれた……今度はあたしが先生を手伝う番よ!」
 目に涙をためながら、叫ぶ由美。
 サキ「寝惚けるんじゃないよ、由美、人を闇討ちするような教育の理想なんてあるもんか! あんたは、そのセンコーのうわべの優しさにとりつかれてるだけなんだよ!」

 またサキの説教が始まったが、自由を尊重する門馬先生の理想と、彼の私怨の晴らし方とを混同した論理性に欠ける台詞である。
 彼の罪は罪として、その教育方針の評価とは何の関係もない。

 続けて、
 サキ「あんたがどんなにか優れた教師かあたしは知らない(そりゃそうだ)でもねあんたがどんなに生徒のことを思っていようとあんたのこの行為が全部をぶち壊しにしてるじゃないか」
 門馬「うるさい! お前に何が分かる」
 全くそのとおりですね。特に、かつてスケバンとして大暴れして学校をムチャクチャにして、そのくせ大して反省の色も見えないサキには言われたくない。
 と言う訳で、ここでは、主人公であるサキより彼に加担したくなる。

 あくまで自分を追い出して教師たちに復讐してやると言う門馬に、
 サキ「それがてめえの本音かよ!」
 と、アーチェリー構えた門馬にヨーヨーをぶつけ、さらに空中回転して急接近し、
  
 由美に攻撃の暇を与えず、お腹にパンチを一発。由美は手にしたダーツを落とす。
 由美はそのまま地面に倒れ込んで失神してしまう。意外と弱かった。
  
 サキは邪魔者がいなくなったとばかり、冷酷な表情で門馬に迫る。門馬は少し距離をとってから、アーチェリーでサキを狙う。

 が、サキはヨーヨーで矢を弾き落とし、さらにアーチェリーもチェーンでからめとって奪う。
 サキ「てめえ、ゆるさねえっ」

 ええっ、まだお仕置きするの? ちょっとうんざり。

 門馬「お前、お前一体、何様何者だ!」
 今更ながら尋ねる門馬先生。
  
 サキはよくぞ聞いてくれましたとばかり、
 「2年D組、麻宮サキ、またの名は……スケバン刑事!!
 なんか、面白い顔になってるサキ。

 さらに、例の「桜の代紋」をパカッと開いて見せ付け、いつもの台詞。
 「スケバンまで張ったこの麻宮サキ、何の因果か落ちぶれて、今じゃマッッッポの手先」
 なお、台詞の途中だが、ここで何故かカットが切り替わっている。
  
 サキ「笑いたければ笑えばいいさ」(ここでまたカットが変わる)「でもね先生、ひとりの教え子も救えない、半端な理想主義をふりかざして人殺しに走るほどあたしはなまっちゃいないぜ!」

 な、なまる?

 ここで、門馬が過去の事件でアーチェリーを撃っているシーンを挟んで、

 サキ「あんたに縋ってここまで追い詰められた由美は、由美はどうなるんだよ……あんたのしてることはただの殺人だ……それでもあんたを慕っている、由美の気持ちがわからねえのか!」

 斉藤由貴さんの熱演はいいんだけど、この辺の演出はいささかくどくて、胃にもたれる。台詞も長ったらしい。
 それに彼女が言ってることこそ、神が戒めた「ガキみたいなこと」じゃないのかなぁ?

 ついでに、門馬先生を弁護させて貰えば、少なくとも彼の熱心な指導で、スケバンだった由美が立ち直ったことも事実なのだから、サキの批判はあまりに厳し過ぎる。
  
 んで、いつものポーズでヨーヨーを投げて逮捕完了。今回、手首を縛ったあとのヨーヨー本体は、宙を飛んでサキの手元に戻ってくる。
 と、全部片付いてからのそっと現れる神。見てないで手伝えよ。
 サキは、神を見、失神している由美を見、
 サキ「弱い、門馬も由美もみんなどうしてこう弱いんだ! 神!」
 で、またここでよせばいいのに、余計な台詞を口にするサキ。しかも何故か肩を震わせて、涙声になっている。なにもそんな感情移入するような事件でもなかったと思うのだが。
 それにこの台詞はあまりに上から目線で、聞いていて腹が立つ。

 神「時には人の弱さが罪な場合もある。弱きを憎め!」
 クルッと振り向いて、
 神「それが、お前がスケバン刑事であり続けることの理由だ!」

 どういう意味だかさっぱり分かりません。
  
 サキには分かったんでしょうか? で、今回は三平くんとのほのぼのしたやりとりもないまま、「つづく」のだった。あらあら。

 そう今回は、鷹の羽関係のキャラは一切出てこない回だったのだ。終わってから気付いた。



Aパート Bパート 今週のチェック
週の恭一郎チェック
・要所要所でサキに助言を与える神。おちゃらけはなしで、少し寂しい。
今週の三平チェック
・いません。
今週の暗闇指令チェック
・今回もVTRで淡々とサキに命令するだけ。
今週の突っ込みどころ
・最後まで見てサキの説教が心に響かない、釈然としないのは、門馬の犯罪の前に、クローバー学園の行き過ぎた管理教育が槍玉にあがってないからだろう。特に、無理矢理髪の毛を切るなんてのは、教育的指導ではなく、単なる傷害行為である。事件が解決しても、その点については放置されたままなので、もやもやしたものが残るのだ。
 それに、今回の事件、そもそもスケバン刑事がわざわざ捜査する必要もなかったのでは? ただし、今回の指令では「警察とは別に」と付け加えられているので、サキだけが捜査していたわけではないのだが。

・サキ、ライダースーツの下には既にクローバーではなく、鷹の羽の制服を着込んでいた。しかし、ライダースーツを着ていたのはストーリーの半ば、由美が容疑者として浮かび上がるものの、サキには真犯人の見当も付いてない段階だった筈だ。その時点で早くもクローバー学園の制服を脱いでいるのはいささか早過ぎる。
今週のまとめ
・ストーリー、キャスト、アクションともに低調。サキの憂憤で終わるラストでは、門馬も、由美も、誰一人幸せになっていないシナリオが悲しい。全話を通しても最も評価の低い作品と言わざるを得ない。

・今週の評価 ★☆☆☆☆(1/5)