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第23話 恐るべき死の爆弾人形!!
Aパート Bパート 今週のチェック
 
 前回の粗筋を紹介した後、すぐにOPタイトル。
  
 カバンにマスコットを付けた鷹の羽学園らしい女子高生が歩いている。
 彼女を待ち伏せしていたように、バイク集団が襲ってくる。
 アップになる女子高生の顔。今まで全く出てこなかった顔だが、サキのクラスメイトと言う設定の木村和美である。演じている大津美智子さんは、「セーラー服反逆同盟」14話に、スケバン役で出ている。
 バイクに轢かれ、重傷を負う和美。そのことはすぐ三平の口からサキにもたらされる。
  
 二人が病院へ駆けつけると、沼先生以下、美也子軍団たちが既に来ていた。現在、手術中だという。
 それにしても、沼先生、学園も再生したことだし、いい加減その赤白ストライプのネクタイは変えた方がいいと思うぞ。

 沼「木村は幼い妹と二人暮らしなんだよ。2年前にお母さんをなくしてな、木村は一家の主婦代わりだったんだ。お父さんが去年長期の海外出張に出てからは、留守を守って妹の世話をしながら学校へ通っていたんだよ」
  
 手術が終わるのを待つサキたち。しかし、三平とサキ、美也子たち以外に誰も来ないと言うのは、いささか淋しい。

 美也子「よりによって和美が事故に遭うなんて」
 手下「事故にでも遭えばいい奴は他にいくらでもいるのにさ」

 ちょっとそれは問題発言じゃないかと思うが、誰も指摘しない。
 と、ほどなく、手術が終わり、執刀医が出てくる。

 医者「できるだけのことはしました。あとは患者の生命力次第だと思います」

 マニュアルがあるんじゃないかと思うほど、ありきたりの言葉を口にする医者。現実世界で、こんな適当なこと言う奴はいないと思うが。

 ここでサブタイトルが表示される。
  
 その事故が、レミが仕組んだことがすぐに示される。

 レミ「サキとクラスメイトを間違えるなんてあんたたちのしそうなことよ。サキとあの子は今日の昼休みにカバンのマスコット人形を交換した。そんなことも調べずに襲うなんて、所詮暴走族は暴走族でしかないと言うことね……いいわ、狼と間違えてキツネを獲って来たとしてもあなたたちがあなたたちなりの仕事をしたことには変わりはない、ネズミにふさわしい仕事をね」

 どうやら、暴走族はサキのカバンのマスコットを目当てに襲ったらしい。なんでレミは、最初からサキの写真を見せなかったのだろう?
  
 レミが小切手を書いている間、後ろでハスになっている暴走族の人たち。

 ボロクソにけなしながら、レミが記入した金額は、なんと150万円!
 しかし、海槌一族が崩壊した後で、まだレミの小切手は通用するのだろうか? まあ、レミ自身は前回、警察に逮捕されるようなことはしていないからね。
 気前のいいレミだが、腹いせにその小切手を手渡さずに床に落として拾わせる。暴走族の人たちは、レミの迫力の前に黙って小切手を拾って出て行くのだった。

 ちなみに、マスコットを手掛かりにして違う相手を襲うと言うシチュエーションは、これも「反逆同盟」の9話で使われている。
 和美が自分の身代わりになったとも知らず、サキは和美の家を訪れ、妹に事情を説明し、ご飯を作ってあげると上がり込む。
  
 セーラー服にエプロンと言う萌えるスタイルで料理を作るサキ。考えたら、サキもずっと一人暮らしで自炊してきたのだから、こういうのは得意なんだろう。ふーふーしながら味見するところとか、めちゃ可愛い。
  
 サキ「さっゆかりちゃん、食べよ」
 ゆかり「いただきます……美味しい!」
 サキ「ほんと?」
 ゆかり「うん!」
 サキは母親に電話をしている。もっとも、今回は清水まゆみさんは出演しない。
 サキ「そう、ちょっとしたママの気分なの。じゃっおやすみなさい」
  
 一方、レミはアメリカから助っ人を呼び寄せる。ホテルの部屋に入ってくるグラサン男。
 男「超小型ナパームの餌にしたいと言う相手は誰かね? 米国スーパーウェポン研究所の主任研究員がわざわざ乗り出すほどの相手かね?」
 レミ「相手は小娘一人。だけどこの娘は本物の牙の持ち主よ」
 男「だいぶお気に入りのようだな」
 レミ「そう、気に入ってるの。だからこそ苦しみのたうち、屈辱にまみれて血を吐いて倒れるところが見たい

 などと言ってるが、そのサキを爆弾で殺そうとする今回のレミさん。割と矛盾である。
 サングラスを外すと可愛いおめめの主任さん。
 「いいだろう、私はその小娘の最後を見て、恍惚に震えるあなたを見たい」

 変態だった。
  
 レミはお得意の盗撮ビデオ集を主任に見せる。サキがさおりと楽しく生活している様子が映し出される。

 レミ「子供が、警戒心の殻に閉じ篭ったサキへの侵入口になる。そう、子供に爆弾を仕掛けて、サキもろともに吹き飛ばすのよ!」
  
 レミの望みに沿うべく、アイテムを用意する主任。薄暗い実験室のようなところへ移動する。

 主任「このありふれた人形に超小型ナパームと声紋を判断する音声センサーをプラスしてみた」

 ケースに組み込まれた操作パネルをいじると、テープから「鷹の羽学園、2年B組麻宮サキ!」と言うサキの声が聞こえる。しかし、これは明らかにスケバン刑事として名乗る時のテンションなので、一体いつ、何処で録音した素材なんだろう?
 それはともかく主任は、人形の背中のパネルを開き、本来電池を入れるところへ複雑な機械をはめ込む。恐らく、音声センサーとナパーム爆弾を組み合わせたものだろう。

 紐を引っ張ると、人形が「こんにちはあたしミカちゃん、あなたはどなた?」とおしゃべりする。
 その後、主任は透明なケースを人形にかぶせ、安全対策をした上で、先ほどのテープの声を流す。
  
 と、センサーが反応して、何故か人形の目が輝き、爆発する。
 主任「つまり、麻宮サキ本人がこの人形に名乗った時にのみ、この起爆装置が作動するわけだ。だうだひ、確実に絶対に過たずに敵を暗殺できるシステムだと思わないか?」

 よくこんなのでスーパーウェポン主任研究員とかになれたな。

 主任は人形に盗聴器も仕掛けるつもりだと話す。

 しかし(成功しそうにないややこしい仕組みと言うのは別にしても)これだと仕掛けた方がハラハラするだけで、サキの方はほとんど何の恐怖も感じないまま即死しそうなので、レミのオーダーとは合致しそうもないが……。

 ここでアイキャッチ。

Aパート Bパート 今週のチェック
 
 レミは早速さおりに近付き、海外の父親からのプレゼントだと偽り、爆弾入りの人形を渡す。
  
 そういうルートで送り込まれた人形なので、サキは微塵も怪しまない。
 何時までも人形と遊んで風呂に入ろうとしないゆかりに、「聞き分けのない子はお尻三つって約束よねぇ! お風呂に入んなさい!」と、指でツリ目にしながら怒ってみせるサキ。斉藤さんが母親役を楽しんで演じている感じがして、とても和む。
  
 ゆかり「いやだもん」
 サキ「こら、待ちなさい!」
 嫌がって逃げ回るゆかりをぐるぐる追いかけるサキ。
 サキ「捕まえた。どうだ!」
 ゆかり「降参」
 サキ「うっふふふ」
  
 遊び疲れて、寝転がって天井を見ている二人。

 と、ゆかりがむくりと体を起こし、「お姉ちゃん、和美お姉ちゃん、まだ怪我治らないのかなぁ?」
  
 ゆかりの言葉にハッとするサキ。

 ゆかり「いつになったら会えるのぉ?」
 サキ「お姉ちゃんね、今は面会謝絶と言って誰も会えないの」

 しかこの子役の女の子(島名美里)は、なかなか可愛いし、今みたいにあまり子役子役してなくて好感が持てますね。
  
 ゆかりは黙ってベッドに座る。
 サキ「もうすぐよ、もうすぐ。きっとよくなるから」

 このタイミングで、何故かゆかりが紐を引っ張り、人形が「こんにちはあたしミカちゃん、あなたはどなた?」と喋る。

 ゆかり「お姉ちゃんもこの子にご挨拶して。ゆかりとサキお姉ちゃんとミカちゃんと三人でお姉ちゃんを待ってるんだから、ね」
  
 そう促されて、「はじめまして、あたしは麻宮サ……」

 盗聴器でその様子を息を潜めて伺っているレミと主任。なんか間抜けだなぁ。

 確実性は低いと思われたが、意外と簡単にチャンスが回ってきた。しかし、サキが「キ」を言う直前、外から「サキーっ!」と言う男の声がして、サキの声が掻き消され、あと一歩のところで失敗する。
  
 弾かれたように同じ方向を見る二人。その先には和美の自宅前をモニターしている映像があった。
 自分がサキの命を救ったことを全然知らない三平、和美がうわごとのようにゆかりを呼んでいると言う。
 気の短いレミは、「まだあの女と同じ空気を吸い続けなければならないかと思うと、気が狂いそうになる!」と、パニック状態になる。
 主任さんに宥められる始末だった。

 しかし、さっきはサキをさんざん苦しめてのたうちまわらせてどーのこーのと言ってたけどなぁ……。
 それに、一刻も早く殺したいのなら、「麻宮サキ」と言うキーワードではなく、単にサキの声を聞いただけで爆発するように仕掛けていれば確実に成功していただろうに。
  
 主任「待つ手立てはいくらでもある。憎悪に身を焦がしている君はとても素敵だ」

 前から気があったのか、宥めながらレミの体に手を回し、あまつさえ首筋に口付けする命知らずの主任さん。こういう大人っぽい演技は、さすが高橋ひとみさんで、斉藤さんには及びもつかない。
  
 だが、次の瞬間、レミのナイフが主任さんの胸に突き刺さる。くたっと倒れる主任さん。

 最初から始末するつもりだったのか、いやらしいことをしようとしたのでカッと来たのか、定かではないが、こんなホテルでいきなり人殺しはまずいだろう、と。

 レミ「血を見たお陰で冷静になれたわ。だけど、あなたは戦う人間としては失格、もう要らないわ」
 と、心の中でつぶやくのだが、別に主任さんは戦いに来た訳じゃないと思うが……。
  
 ゆかりは、病院へ行き、ガラス越しに姉に呼びかける。姉はそれに応じて目を開けるが、またすぐ容態が悪化する。
  
 泣きじゃくるゆかりを、サキはしっかりと抱き締める。
 サキ「お姉ちゃん必ず元気になるから! 必ず!」
  
 サキが泣き疲れて眠ったゆかりを背負って、夜道を歩いて(タクシー呼べよ)帰っていると、橋の上で神が待っていた。

 サキ「神……」
 神「指令だ」
 サキ「指令? いやっあたしはスケバン刑事を解任された筈よ。もうどんな指令も受けない」
 神「サキ、聞くんだ!」
 サキ「聞きたくない! 今のあたしにはこの子しかいないの……この子の夕飯を作ってあげて着るものを洗濯して、この子をお風呂に入れて、髪を梳かしてあげて……、少しでもこの子を元気付けてることしか考えられない!」
  麻宮ナツ「あのう、あたしは……?」

 情が移ったと言ってしまえばそれまでだが、ここまでゆかりに入れ込むのはちょっと不自然かも。12年ぶりに自分の母親と暮らし始めたばかりだし。
 神「木村和美の事故は単なる事故ではない。海槌レミの配下がある人物と誤認して襲ったんだ」
 サキ「ある……人物……?」

 無論、それが誰かサキにはすぐ分かった。
  
 神「再びスケバン刑事に任ずるとの指令だ」
 懐からヨーヨーを取り出しながら暗闇指令からの命令を伝える。神が持つと、ほんとにおもちゃみたいに見えてしまう。持つと言うより、つまんでいる。

 しかし、暗闇指令の組織って、そんなに人材が払底しているのだろうか? 解任したばっかりのサキをレミが復活したからって……。
 ヨーヨーを受け取ったのかどうか描かれていないが、その後、サキは和美の家に戻り、ゆかりをベッドに寝かせてから、自分の代わりにバイクに轢かれた和美のことを思い、
 サキ「海槌、レミ、今ほどあんたを憎いと思ったことはないよ。一体何処まで人の心をズタズタにすれば気が済むんだ! 許せない」
 視線を転じ、自分のカバンからヨーヨーを取り出して見詰める。と言うことは、受け取ることは受け取ったのだろう。
  
 次のシーンでは、セーラー服姿になり、大方の視聴者が忘れていた手の平の傷(12年前に母親を追ったときに転んでできた珍しい傷)を見ながら、グローブを嵌める。
 戦闘モードで出掛けようとするが、一体どこへ行くつもりだったのだろう? レミの居場所、知らないのに。
 だが、目を覚ましたゆかりに呼び止められる。

 ゆかり「お姉ちゃん何処行くの?」
 サキ「ある人に会いによ」
 ゆかり「和美お姉ちゃん?」
 サキ、にっこり笑って、「和美お姉ちゃんね、さっき病院から電話があって、目を覚ましましたって。もう安心ですって」

 なんでそれをゆかりにすぐ教えなかったの?
 いくら眠っていると言っても、叩き起こしてでも伝えるべきことじゃないか?

 サキはもし自分が戻らなかったら、ミカちゃんと一緒にお見舞いに行ってねと、言わなくてもいいことを言う。
  
 ゆかり「帰ってこないの、もう?」
 サキ「うんううん、帰ってくる、帰って来たい」
 ゆかりは人形の紐を引っ張ってから、「絶対よ、ミカちゃんにも約束して」と突き出す。

 人形「こんにちは、あたしミカちゃん、あなたはどなた?」
  
 サキ「約束するわ、サキお姉ちゃんは必ず……」

 サキが安心させるためにそう口走った瞬間、人形の目が光る。

 あれ、「麻宮サキ」じゃなくて、「サキ」だけで起爆するの?
 だったら、もっと前に名前以外で「さき」と言う発音とかで引っ掛かってそうなものだが。そもそも紐を引っ張らないとセンサーが働かないと言うのが設計ミスだろう。

 あと、わざわざ異状を相手に知らせるように目がピカピカ光ると言うのも不要なギミックだ。
  
 サキはすぐ人形を部屋の隅に投げ、ゆかりを抱きかかえて外へ飛び出す。
  
 サキが家を飛び出した後、中から青白い閃光がはじける。なお、目が光り出して爆破するまで15秒以上かかっている。
  
 サキ、ゆかりの体ごと近くの空き地へ身を投げるように伏せる。
 同時に背後で爆発が起き、火の海となる。
  
 別角度からもう一度。

 パッと映像で見るとさほどでもないが、こうやって静止画でじっくり見ると、かなりの迫力である。

 ちなみにここはちゃんと子役本人を抱いて斉藤さんが演じていたはずだ。
 この場所は無論、あの家とは全然離れた空き地で撮ってるんだけどね。

 危険がないように撮影されているとは言え、万一のことを考え、爆発の瞬間は斉藤さんが子役を庇うように倒れるよう何度も練習する様子が、最終回の次の特番の中で見られる。

 今だと、人形じゃないと許可が下りないのだろうか?
 とにかく間一髪助かったサキの耳に、あゆみの笑い声を髣髴とさせる高らかな笑い声が響く。
 何故か現場に来ているレミさん。盗聴器の意味は?

 レミ「惜しいところだったわサキ、折角その子と一緒に地獄へ行けるところだったのに」

 さっきは、同じ空気を吸うだけで気が狂いそうとか言ってた割に、落ち着いてますね。
 サキ「きたねえ、子供を巻き込むなんて! 許せない、絶対に許せない」
 レミ「お前をメチャメチャにしてやると言ったはずよ。せいぜい気をつけるのね。あたしはどんなことしてでも、どんな手段を使ってでも必ずお前を倒す! あっはははははっ」

 笑いながら闇に溶け込むレミ。
  
 サキ「許せねえ、今度と言う今度は怒ったよ。心の底からお前を憎んだよっ!」

 サキの台詞で、「つづく」のだった。

 ここのシーンの炎は、爆発とは別に火を燃やした前で撮っているのだろう。

Aパート Bパート 今週のチェック
週の恭一郎チェック
・闇にぬっと現れる濃い顔が神サマでした。ヨーヨーをつまんでサキに渡す。いい加減、自分で捜査しろ。
今週の三平チェック
・出番は少ないが、偶然にもサキの命を助けると言う殊勲を上げる。
今週の暗闇指令チェック
・神にサキの復帰を命じるだけで、出番はない。
今週の突っ込みどころ
・最大の突っ込みどころは、やはり、複雑怪奇な爆破システムだろう。盗聴器もついていたのだから、サキが人形のそばにいることを確認した上で、遠隔操作で普通に起爆させれば済むことだったのではないか?

・また、レミは暴走族へサキ襲撃の下請けをさせるが、標的の顔写真すら見せていなかったらしい。そりゃ失敗するって。

・ついでに、サキは最後、何処へ行くつもりだったのか。いや、レミに会いに行くつもりだったらしいが、所在地が分かっていたのか?
今週のまとめ
・突っ込みどころ満載のシナリオだが、それはそれで楽しい。

・サキが母親のように子供の世話をする姿が微笑ましいし、最後の爆破ショットも大迫力だ。

・今週の評価 ★★★☆☆(3/5)