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第21話 父さんを殺したのはお前だ!!
Aパート Bパート 今週のチェック
 
 前回から引き続き、剛三が自分の父親なのかと懊悩するサキ。
 剛三の「麻宮ナツは私の愛人だったのだ」と言う言葉が頭の中でリフレインするが、

 「私の愛人だったのだ」と言うフレーズがしつこく繰り返されるので、なんか笑ってしまう。

 サキ「そんなはずがあるもんか、母さんが剛三の愛人だったなんて……」

 一方で、久しぶりにサキが幼い頃の、火の中で倒れる父と凶器を持った母の映像が流れ、ひょっとして本当に自分は剛三の娘なのではないかと疑ってしまうのだった。

 ここで早くもOPタイトル。
  
 太平楽な感じで三平がサキのマンションへやってくる。ピンポンに少し間を置いて出てきたサキは、
 「三平、お別れだよ」
 唐突に告げて、階段を降りて行く。
 しかし、しつこく追いかける三平。
 ひとりで海槌家に突撃するつもりなのかと問う三平に、
 サキ「あたしなんか死んだって良いんだ、生きてたって何の価値もあるもんか!」
 いつになく捨て鉢になっているサキに、
  
 三平「どうしたんだ、一体、俺にワケを話してくれ」と迫る。
 サキ「剛三はあたしに言ったよ。母さんは剛三の愛人だったって……あたしは剛三の子供かもしれないんだ」
 目に涙を溜めながら、あっさり理由を打ち明けるサキ。
 ポケットに親指を突っ込み、
 サキ「殺人犯の娘だけどさ、あたしのたった一つの心のよりどころは、あたしが父さんと母さんの愛の結晶として生まれてきたってことなんだ。それが海槌剛三の娘かもしれないなんて……あたしは自分が許せないんだよ……呪われた子なんだあたしは」

 三平「バカッ! 何が呪われた子なんだ、呪われてこの世に生まれてくる子供なんてひとりもいるもんか!」
 いつになく強い口調で否定する三平。
 どさくさ紛れに「君はとても素敵な女の子じゃないか。君に死んで欲しくなんかない。好きなんだ、君が好きなんだよーっ」と愛の告白をする。今更と言う感じもするけどね。
  
 熱く見詰め合うふたり。
 瞳をキラキラさせていたサキだが、今はそれどころじゃないと言うように立ち去る。

 ここでサブタイトル。
 ちなみに別にサキは海槌家に突撃するつもりではなかったようで、単に母親にことの真偽を確かめるために刑務所に面会に来ただけであった。何故か、三平と神が一緒に廊下で待っている。
 今まで頑なに面会を拒否していた母親が、遂にサキの前に現れた。
 サキ「サキは17才になりました……」
 麻宮ナツを演じるのは清水まゆみさん。

 考えたら、サキは母親が死刑判決を受けて以来、全然顔を合わせていないことになるのか?
 斉藤由貴と清水まゆみが直接絡むのもこれが初めてか。
 何故今まで会ってくれなかったのか問い質すサキ。
 いつも思うけど、こういう時の刑務官とかって、一体何書いてんだろう?
 サキ「ちっちゃい頃のあたしがどんなに母さんに会いたかったか、考えことがあるのかよ!」
 そして、母親に対する屈折した愛憎を涙ながらに訴える。斉藤さんの熱演が胸を打ちます。

 母親は、身をすくめて無言のまま。
 それにしても、なんで今になって面会に応じる気になったのか、謎である。
 それはさておき、サキは肝心の質問、剛三の愛人だったのか、自分の父親は誰なのかとストレートに疑問をぶつけるサキ。

 漸く口を開いたナツの言葉は、
 ナツ「サキ、お前は私の娘ではないのよ。私もお前を娘だと思ってないのよ」
 と言う、サキにとって厳しいものだった。
 サキ「母さん……」
 ナツ「忘れて頂戴、もう二度とお前に会わないわ」
 それだけ言って、逃げるようにサキの前から退出する。
 廊下へ出て、泣き崩れるナツ。
 その後、二人は河原で話す。
 サキ「母さんは何も答えてくれなかったよ。海槌の愛人だったってことを認めるようなもんじゃないか」
 三平「サキ、だけどさぁ」
 サキ(すぅっと息を吸って)「イヤだイヤだ! あたしが、剛三の娘かもしれないなんて考えただけでも身の毛がよだつよぉ! もう生きてはいけないよ」
 剛三「サキ、それはちょっと言い過ぎじゃないか?」
  
 三平「サキ、落ち着くんだ。誰の子だって関係ない、サキはサキだよ。俺は今ここにいるサキが好きなんだ。それでいいじゃないか。サキ、この世に許せない大人は一杯いるよ。だけど俺たちはそんな大人には絶対にならないんだ。」

 三平の前向きな言葉に、サキが瞳を上げる。
 ここは、シリーズ通しても特に感動的なシーンである。三平の存在が「スケバン刑事」の成功に貢献しているのは間違いない。
  
 三平「それが俺たちの誓いだよ、俺、サキと一緒ならそれが出来ると思ってるんだ」
 事実上のプロポーズまでしてしまう三平。
 サキ「三平……ありがと……でもあたしはもう本当のことを知らなければもう一歩も先へは進めないんだよ」
 三平に明確な返事はしないものの、サキは三平に体を預ける。これだけ二人が密着したのは無論初めてのことである。
 だが、そこへ銃声と共に、「あーっはっはっはっはっ」と言うあのお方の高らかな笑い声がこだまする。
 フルフェイスのヘルメットを被った殺人鬼姉妹がバイクで現れる。
 あゆみ「サキ! ラブシーンはもう終わりだ!」
  
 クミ「お前があたし達と同じ血を持ってるなんて我慢できないんだ、殺してやる!

 早速飛び出すクミちゃんの口癖。
 サキ「てめえらぁーっ」

 折角いいところだったのを邪魔されて激怒するサキ。

 クミは矢継ぎ早に2本矢を放ち、1本は川に落ちるが、1本はサキの左手をかすめる。
 サキ「ふざけんじゃないよっ何が同じ血だいっあたしの血は海槌一族のようにどす黒い色してるものか!」

 あゆみは無言で銃を撃つ。二人のすぐ後ろに着弾する。
 あゆみ、銃を撃つ間もしっかり目を開いているのがえらい。

 サキは三平を引っ張るようにして逃走する。
 二人は、大きな土管を積んである広場へ逃げ込む。
 土管の中をくぐったり、必死に銃撃から逃れる二人。ここはちゃんと役者本人がアクションしている。
 二人は敵を引き離してホッと一息つくが、
 「あーっはっはっはっはっはっ」と言う、一度聞いたら忘れられない笑い声が響く。
 見上げると、彼らを直射できる高いところにあゆみが立っている。

 あゆみ(嬉しそうに)「サキ、逃げ場がなくなったようだねえ。ドブネズミのお前にはおあつらえ向きの死に場所さあ!」
 クミも彼らを見下ろす位置に立っている。
 クミ「サキ、あたし達は優しいからね。恋人と一緒にあの世に送ってあげるよ!」
 サキ「死んでたまるか。真実も知らないで死ねるものかーっ」

 叫んでないで逃げろよ。
 三平「サキ、俺が楯になる。君は何としてでも生き延びろっ」

 今回の三平はめちゃくちゃカッコイイのである。

 あゆみ「お遊びはこれまでね!」

 あゆみもクミも、殺る気マンマンで武器を構える。
 が、そこへ神のポルシェが突っ込んでくる。
 まず、あゆみのライフルを正確な射撃で撃ち落とす。
 その後の走りもかっこいい神サマ。

 三平の見せ場をあっさりさらってしまった。
  
 サキはその隙にヨーヨーを投げて、クミのアーチェリーをチェーンで絡めて奪い取ってしまう。情けない顔になるクミ。

 うーん、しかし、ヨーヨーが届くような近くにいたのか?
 ただ歩くだけの姿もかっこいい神サマ。

 神のポルシェでその場から離れたのだろう、次のシーンではいきなり、
 以前サキが連れてこられたビルで、暗闇指令の前に立っているサキ。
 暗闇指令「サキ、お母さんにあったそうだな」
 サキ「あんな奴、母さんなんかじゃない! 父さんを殺した、血も涙もない女さ!」

 何故か、三平も一緒にいる。
 暗闇指令「サキ、死刑を宣告された麻宮ナツが何故今日まで刑の執行を停止されているか、分かるか?」
 サキ「それは……わたしがあんたたちのいうなりに、スケバン刑事をやってきたから……」
 暗闇指令「それは違う!」
 と、ここでやっと、長門裕之の顔がはっきりと映る。

 ま、今まで引っ張ってきた意味が分からないんだけどね。

 暗闇指令「12年前、まだいたいけな6才の少女だったお前が、目撃者として法廷で重要な証言をしたからだ」

 ここで、当時の映像。
 6才のサキ「そうしたらそこに大きな男の人がいたの……ストーブを蹴飛ばしたのを見たもの」

 もう少し斉藤由貴に似た女の子いなかったのか? ハリウッド映画だと、俳優に良く似てるなぁと言う子役が出てくるけどね。
 検事はサキが嘘を言っていると決め付ける。

 ここでアイキャッチ。

Aパート Bパート 今週のチェック
 
  
 赤い薔薇を前にして話している二人。

 暗闇指令「お前は大きな男を見たと証言した。そしてその男は、胸が燃えて炎になったと言っている」
 サキ「あたしがそんなことを?」
  
 ここで、当時のサキの視点で事件の模様が再現される。

 ナツが包丁で自分の咽喉を突いて自殺しようとする。父親(長谷川哲夫)が止めようと飛び掛り、思わず顔を覆うサキ。
  
 サキが目を開くと、両親は倒れ、その横にスーツを着た男が立っていた……。

 男は、ストーブを蹴飛ばし、その火で何か書類を燃やしていたが、
 誤って火が服に燃え移り、大慌て。君はバカか。

 別にその場で燃やさなくても、書類は持って帰れば良いのだ。
 漸くそのことを思い出したサキ。
 神(台詞が欲しい……)
  
 サキ「炎に燃えた男の胸、そこに何かが、何かがあった……!」

 しかし、サキの証言は取り上げられず、死刑が宣告される。
 ……でも、夫を殺しただけで死刑と言うのは、日本ではちょっとなさそうな量刑である。しかもごく短期間で判決が出ているようで、これもありえない話だ。まあ、ドラマだからね。
 その裁判官の席には、暗闇指令、長門裕之の姿もあった。
  
 暗闇指令「しかしなサキ、その三人の裁判官のうち、たったひとりお前の証言を信じたものがいたんだ。その判事はこの事件に重大な疑惑あるとしている。法務大臣に直訴状を呈し、死刑執行の停止を頼み、職を辞した」

 神「サキ、お前の母の死刑を急告した矢崎検事は今、海槌剛三の顧問弁護士になっている!」

 この台詞中の、「急告」と言うのは「求刑」じゃないかと思うのだが。ウィキでもそのまま「急告」となっているが。

 暗闇指令は、サキの見た男こそ、海槌剛三だったと言う。

 暗闇指令「当時海槌剛三は自分は一切表面には出ず、金や宝石の不正取引で莫大な富を得ていたんだ。そのからくりをジャーナリストであるお前のお父さんに突き止められてしまった」
 サキ「それじゃあ奴が父さんを?」
 暗闇指令「サキ、海槌一族はその悪徳商法で得た莫大な富で、日本の政治・経済・文化までも支配しようとしている(ドン! と机を叩く)んだ。奴らに日本を支配されたら、日本に真実はなくなる。悪徳だけが栄えることになる。冗談じゃねえ! そんなことが許せるかい!」

 興奮のあまりべらんめえ口調になる暗闇指令。
 ただ、海槌一族のやろうとしていることが何もかも漠然としていて、今ひとつピンと来ない。
 考えたら、神、上司の前で堂々と上司の机の上に座ってるんだよね。まずいのでは?

 暗闇指令は、サキをスケバン刑事に任命した本当の理由を話す。
 暗闇指令「お前自身が12年前の殺人事件の真相を明らかにすることが、海槌一族にとって致命的なダメージになると考えたからだ!」

 うーん、説得力がない。

 当初は、学校内の犯罪は女子高生だからこそ捜査できると言う名目だった筈だが、ここで指令の言っているのはいかにも後付けと言う感じがする。その癖、11話から始まる第二部では、明らかにそう言う背景を知らず、海槌一族がサキの学園に魔手を伸ばしてきたわけで、いかにも偶然が過ぎる。

 指令が最後に「スケバン刑事として海槌一族の野望を阻止しろ」などと言っているが、それもなんで単なる女子高生にそんな重責を背負わせるのか、サキと剛三の繋がりだけでは、理由にはならないだろう。

 後半の、こういういかにも嘘っぽい感じは作品の平均点を下げていると思う。
 さて、沼先生とかつての鷹の羽の生徒たちは、学校の近くの広場(?)で、青空教室をしていた。

 この辺も、いくらなんでもありえないだろう。
 さっさと、他の学校へ転入すれば良いのだ。

 参加している生徒たちもこんなことをしていても意味がないと不平たらたら。
  
 沼先生自身、「くっそー、許せん!」と、チョークを叩き付け、彼らを監視している警備員を見上げているのだ。

 じゃあ、なんでこんなことやってたんだよ?
 で、沼先生、「海槌一族を倒せーっ」と号令をかけるのだった。
 今までの忍耐は一体なんだったんだ。
 全員で、かつて篭城していた時のようにシュプレヒコールを繰り返す。

 しかし、ここは何処なんだ? 排除されないところを見ると、学校の敷地内ではないのだろうが……。
 クミ「飽きもせずに負け犬の遠吠え、お笑い種もいいところだわ」

 はい、全くその通りなので反論できません。

 あゆみ「風が吹けば吹き飛ばされる連中よ。問題はサキよ」
 レミ「サキはあたしが倒すわ、お父様、それで良いわね?」
 剛三「レミ、サキは私の娘だ。お前の妹でもあるんだぞ。殺すよりもお前の手足として役立てたらどうだ?」

 まだサキのことが分かってない剛三パパ。
 レミ「あたしは今日記者会見をします。その席で21世紀を支えるエリートをあたしたちが作り上げると宣言するつもりよ。鷹の羽学園を足場として日本中の高校を支配して見せるわ。その時こそ、海槌一族が日本を支配する日よ!」

 なんで「高校の支配」=「日本の支配」になるのか、説明してくれ。

 いきなり記者会見を開くと言うのも、なんか恥ずかしい。海槌一族が具体的に日本でどういう存在なのか、描写して来なかったのが悪いのだ。

 そこへサキたちが潜入する。
 三平と神の、殴り合いの後で結ばれた友情コンビは放送室を占拠する。
 そうとは知らず、記者会見の席に現れるレミたち。

 こんなにマスコミが集まってるのに、なんで沼先生たちのことは取材されないのだろう? 沼先生たちも、なんで彼らに窮状を訴えようとしないのだろう?
  
 サキはひとり、剛三のいる部屋に向かう。ゆっくりノブを回す。
  
 だが、どこからか現れた巨大な手にアイアンクローを決められる。さらにネックハンギングツリーで、宙に持ち上げられる。
 ちょっとだけ顔が見えるが、大男を演じているのは長江英和さんです。
 ただ、後ろから見ると、サキがしっかりと大男に抱きついているようにしか見えない。
 首を絞められたまま、サキ、屈辱の「つづく」であった。



Aパート Bパート 今週のチェック
週の恭一郎チェック
・単に、危ない時に現れる便利なおじさんになってしまった感がある。かっこいいけど。
今週の三平チェック
・遂にサキに正面切って愛の告白をする。サキを励ます誠意溢れる言葉や、身を挺してサキを助けようとするあたり、今までで最高のかっこよさである。もっとも、最終的には美味しいところを神に攫われてしまうのだが。
今週の暗闇指令チェック
・やっと長門裕之だとはっきり分かる。ま、最初から分かってたけど。海槌財閥の野望を熱く語るうちに思わず江戸っ子になってしまうお茶目を見せる。元裁判官だったことも判明する。
今週の突っ込みどころ
・暗闇指令が語る、サキがスケバン刑事に任命された真の理由は、いかにも取って付けたようなものだった。突然、三姉妹が記者会見を開くのも、なんか変である。
今週のまとめ
・突っ込みどころはたくさんあるが、三平の愛の告白や、斉藤由貴の熱演、スリリングなアクション、明らかになる剛三とサキの関係など、ストーリー的にはかなり盛り上がりを見せる。

・今週の評価 ★★★☆☆(3/5)