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第20話 呪われた父と娘!?
Aパート Bパート 今週のチェック
 
 割と長い時間をかけて、前回の粗筋を説明した後、
 ホーナー博士のことはほっといて、母親のいる刑務所へ面会に来たサキ。前回、あゆみの口にした意味深な台詞について母親に直接問い質すつもりだったが、刑務官から「会いたくないそうだ」と言われてすごすご退散する。

 ここで早くもアイキャッチ。

 とぼとぼと刑務所から出てきたサキの横に車が停まり、レミが現れる。
  
 サキ「レミ!」
 レミ「どう、また門前払い? お母様にすれば仰りたくないでしょうね。あなたの父親が海槌剛三だなんて」
 言い難いことをズバリ口にするレミ。
 レミ「あなたがわたしの妹だなんて素晴らしいじゃない。同じ血を分けた兄弟が今はお互いに殺したいほど憎み合っている」

 たとえ妹だろうと、容赦はしないと告げて走り去るレミ。
 サキとはぐれたエイミーは、通りがかりの女子高生に「アーユーすけばん?」などと一方的に話しかけて、困惑させていた。彼女は「美也子」と言う名前だけ覚えていて、それを頼りにサキたちを探している様子。
 そこへ、その美也子があっさりと駆け付けて、再会がかなう。ドラマとは言え、安易だ。
 美也子はその場にいた顔見知りの女子高生に、どこか隠れるところはないかと尋ね、女子高生は自分の学校の倉庫があると答える。
 エイミーと美也子がその倉庫の隅に隠れているところへ、連絡を受けたのか、三平とサキが合流する。
 エイミーは壊れた機械のように「マドリードダリア」と、前回死に際に山本が口にした言葉を繰り返す。

 もっともネイティブの発音では「まぁじょりぃだりあ」のように聞こえる。

 三平「どこかで聞いたような気がするなぁ。そうだ、それ花の名前だよ。確か十日ほど前のテレビのニュースか何かで日本で咲くはずのないその花が咲いていたとか何とか」
 サキ「どこで?」
 三平「ごめん、忘れた」

 このトホホぶりがいかにも三平である。それでも、そのニュースのことを知っていたのは三平だけだったので、それだけでも十分お手柄なんだけどね。
 サキ「十日くらい前か……」
 考え込むサキの後ろに、わざとらしく積み上げられた古新聞が……。

 早速分担して記事を探す三人だが、探すまでもなく、美也子がすぐ見つける。
 しかし、これって単なる外来植物じゃないの? と思うが……。

 ちなみにこういう場合の記事、見出しだけであとは全然関係ないことが書いてある場合が多いが、この記事はしっかり見出しに沿った内容になっている。

 その場所は奥多摩だと判明する。しかし、奥多摩だけじゃあ、漠然とし過ぎて探しようがないだろう。
 とにかく、現地へやってきたサキたち。みんな無職or自由業なので、暇なのだ。

 三平は「確かこの辺にあるはず」とか言っているので、新聞社にでも聞いて、詳しい場所を確かめてから来たのかもしれない。
  
 サキ「ねえ休んでいかない? あたしもうくたくた」
 スカートを持ち上げて、その場に座り込む美也子。ちょっとセクシーだ。
  
 と、エイミーがある一点を指差して「まぁじょりだりあ!」と叫ぶ。

 これまたあっさりと見付かるマドリードダリア。

 美也子新聞記事マドリードダリアと言うように、実に簡単に探している人・物が見付かるので、いささか物足りない。
 その花は道しるべのように森の奥に続いて咲いていたが、恐らくホーナー博士が播いたものだろう。
 で、それを辿っていくと、あっさり最終クエストに到達してしまう。達成感ゼロである。
 二人の会話には当然字幕スーパーつき。
 ここで、三姉妹の様子が少しだけ挿入される。
 それにしても下の妹ふたりはなかなか可愛いよね。悪辣キャラなので損をしているが。
 さて、サキたちは博士の住まいに上がりこんでいた。
 博士は、カタコトの日本語で話す。なかなかうまい。

 サイバネなんとか理論を悪用されるのを恐れる博士は、妻子はいないほうがいいと考えていた。

 それに対し、
 美也子「何言ってんだよぉ、エイミーはほんとはあんたと一緒に暮らしたいって言ってんじゃないかぁ」

 博士も強い口調で「分からないですかあなたがた、わたくしと一緒にいたら、エイミーもアンハッピーになるだけだ。だから、愛しているから、会いたくなかったんだ!」
 博士の言葉に、自分と自分の母親のことを思い合わせるサキ。

 博士「私は20年前、日本に留学、していました。その時から私が年老いて仕事を離れたら、このロッジ(むろうじゅ、と聞こえる)に来てのんびり暮らそうと思っていたのです。だから私は今の生活に満足しているんだ」

 今度は三平が「あんた、ただ煩わしいことから逃れようとしてるじゃないか! なんでほんとは家族一緒に暮らしたいって言えないんだよ」と、激しい口調で迫る。
  
 サキ「やめな三平、親子なんてそんな簡単なモンじゃないんだよ」
 サキの言葉に俯く三平。
 しかし、三平はサキの母親のことは全く知らないんだけどね。
 と、そこへ、車の近付く音が聞こえてくる。

 無論、海槌の一味で、あゆみとクミもいる。エイミーに仕掛けられた発信機で、彼らの居場所は丸わかりなのだ。
 ホーナー博士を大人しく引き渡せとあゆみが声を張り上げる。
 三平「どうするんだよサキ」
 美也子「なにビクついてんだよぉ、あいつらやっつけるしかないだろう」
 血気盛んな美也子、弱いくせに飛び出そうとするが、サキが「待ちな」と制止する。博士に向かい、
 サキ「ホーナーさんは車の運転が出来ますか?」
 ホーナー「イエス、オフ・コース、イエス」
 三平「美也子、三平、あたしの言うとおりにしてくれる?」

 あゆみ、クミたちは、サキと一緒にロッジを抜け出す博士と娘らしい姿を発見し、追跡する。
 しかし、それは美也子と三平の変装で、その隙に博士があゆみの乗ってきた車を奪い、サキを拾って逃走してしまう。

 クミの乗ってきた車で追跡しようとするが、いつの間にかパンクさせられていた。しかし、ほんと、いつパンクさせたんだ?
  
 サキはこれから何処へ行くのか尋ねると、博士は留学時代の友人のところへ身を隠し、エイミーはアメリカへ密かに帰国させると話す。
 と、背後からサイレンを鳴らしてパトカーが接近してくる。

 パトカーは前に出て、車を止めさせ、盗難届けが出ているから降りろと命じる。
 無論、これは罠。
 外へ出た途端、銃を突きつけられ、
 (ニセ?)警官「社長がもう一度お会いしたいと仰ってる」
 あっさり、海槌邸に連れて来られるサキ。
 剛三はクエストを達成したサキを誉め、海槌家の一員になったことを認めてやる、とすこぶる上機嫌。

 サキ「ふざけんなよ、こっちからお断りだよ!」
 剛三「お前の母親がどうなっても良いのか?」
 サキ「母さんの?」
 剛三「お前の母親がいる刑務所に殺し屋を送ることくらい簡単なことだ」

 発想がほとんど暴力団の剛三であった。
 サキは、独房にいる母親と、彼女を殺そうとしている看守の影をイメージする。
 咄嗟にサキは、壁にかかっていた銃を取り、剛三に向ける。
 サキ「殺す!」
 剛三「お前に私が殺せるかな」
 サキ「撃ち殺してやる!」
  
 剛三「私が本当のお前の父親でもか? お前の母親は昔私の秘書だった。いやもっとはっきり言おう、お前の母・麻宮ナツは、私の愛人だったのだ

 サキ「嘘だ。出鱈目言うな!」
 激しく動揺するサキ。

 剛三「そう思うなら母親に聞いてみろ。お前がいくらちっぽけな正義感をふりかざそうと、お前の体の中に流れているのはこの私の血だ。日本を制圧し、この海槌コンツェルンを世界最大の企業体にするためには手段を選ばぬこの海槌剛三の血だ。お前はその血を裏切ることは出来ない」
 剛三は喋りながら、サキの手から銃を取り上げる。
 ま、そもそも、普通そう言う銃には弾は入っていないと思うので、サキが殺そうとしても殺せなかったと思うが。

 サキ「違う、違う、嘘だ」
 剛三「ふっ、私の手でその血を呼び覚ましてやる」
 剛三の言葉に振り向くサキを映しつつ、アイキャッチ。



Aパート Bパート 今週のチェック
 
 博士とエイミーは別室に軟禁されていた。
 エイミーがセーラー服なのは、美也子の服と交換したからだ。
 剛三がやってきて協力を要請するが、無論博士は拒絶する。

 剛三「そうですか、あなたがあくまでも拒否するなら、私もあなたを殺すしかない」
 剛三の目配せで、部下がピストルを取り出して博士に向ける。
 博士は一瞬怯んだが、次には「プッ」と、唾を吐きかけると言う、いかにもアメリカ的な対応を見せる。

 もっとも、その位置からだと、エイミーの頭の上に飛び散りそうだが。
  
 剛三は部下の手からピストルを取り、二人の足元に向かって発砲する。
  
 エイミーが思わず命乞いすると、剛三もさすが海槌財閥のトップらしく、英語でしゃきしゃき対応する。

 エイミーは父親のためなら何でもすると断言する。
  
 サキが、地下の牢獄へ入れられ、外から電子ロックで施錠される。
 それをモニターで観察する海槌ファミリー。

 あゆみ「さすがお父様。エイミーとサキに殺し合いをさせるなんて、面白いことをお考えになるわ」
 クミ「あたしもこういうの大好き」

 そういや、三姉妹の方の母親はどうしてるんだろうね。多分もう亡くなっているのだろうが、家族のこんな様子を見たら、どう思うだろう。
 程なく、エイミーが送り込まれてくる。しかもナイフをかざして。
 無言で襲ってくるエイミー。父親を助けるためとは言え、色々世話になったサキを殺そうとするとは太い奴だ。
 事情が分からず、ひたすら攻撃から逃げるサキ。
 こうして並ぶと、エイミーはサキよりだいぶ背が高い。

 スピーカーを通じ、剛三がエイミーの行動について説明し、さらに、サキにエイミーを殺せと命じる。命令に従わないと、サキの母親を殺すと脅す。
   
 サキは隅に追い詰められるが、エイミーのナイフをかわして逆にその腕を取る。
  
 サキはエイミーの手を壁に叩き付け、ナイフを落とさせてから、突き飛ばす。

 ここは、どちらも本人がアクションしているので、動きはかなりスローである。
 サキはナイフを拾い、エイミーの首にあてがうが、エイミーは観念したようにつぶやく。
 しかし、彼女は博士の命を助けるために戦っているわけで、あっさり観念してしまうのはちょっと解せない。

 スピーカーから、あゆみやクミの「早く殺せ」と言う声が飛ぶ。
 サキはナイフをモニターカメラに投げ、破壊する。
 サキ「お前たちのゆうなりになんてなるものか! あたしはあたしの力で母さんを救い出す!」

 剛三の声「甘いなサキ、お前はまだくだらない正義感を引き摺っているんだ。しかし反抗すればするほど、私はますますお前をねじ伏せたくなる」
 剛三は抽斗を開け、「KILLER GUS」と書かれたスイッチの蓋を開ける。

 あゆみ「毒ガスね」
 クミ「これでサキもとうとう最後か」

 父親が人を殺そうとしているのを見て、目を輝かせる姉妹。人間として終わっているが、ここまで極悪に徹して描写されているのは、ある意味立派である。

 剛三「いや、サキはきっと脱出する。それくらいの人間でなければ私はサキを自分の娘とは認めん!」

 ポチッとな。
 勢い良く噴射される白いガス。
  
 サキは咳き込みながら、エイミーを部屋の隅に連れて行くと、自らは部屋の真ん中に立ち、こういう時でもちゃんとグローブをはめてから、必殺のヨーヨーを構え、電子ロックのパネルに何度も何度もヨーヨーを叩き付ける。
 一方、銃を持った手下たちが地下室へ向かっていたが、天井から飛び降りた神が一瞬で退治する。
 神「ドクター・ホーナーはどこに居る?」
 サキではなく、博士が目当てらしいが、神はサキが手助けしなくても自力で脱出すると信じているのだ。たぶん。
 特製ヨーヨーの打撃を受けて、遂にパネルがぷっ壊れる。
  
 ドアを開こうとするが、開かない。そこでサキは今度はヨーヨーを直接基盤に押し付けてショートさせる。
 ビリビリと青い電気の火花が散るが、こういう映像演出は「スケバン刑事1」では珍しい。
 体に電流が流れるのか、唇を噛んで耐えるサキ。
 どういう仕組みが分からないが、とにかくドアが開く。
 サキが逃げたことを、部下が知らせに来る。あゆみとクミはすぐ飛んで行くが、剛三は「やはりやったか」とむしろ満足そう。
 レミは、何か思うところがあるのか、終始無言であった。
 エイミーを連れて庭を走っていたサキ、すぐに博士を連れた神と合流する。
 しかし、部下たちはピストルを所持していると言うのに、こうもあっさり博士を救出してしまう神、さすがです。
 みんなを乗せて悠々と発進する神のポルシェ。神、車を敵地の敷地内に悠々と停めていたらしい。

 どんだけセキュリティ甘いねん。

 しかも、ここ、剛三の本宅でしょ?
 さらに、追って来たあゆみたちも家の前でポルシェを悔しそうに見送るだけ。

 追跡する車の一台もないのか、ここは?

 なんか、海槌財閥って実は大したことないんじゃないかと思えてくる。
 レミはレミで、「サキ、次に会った時があなたの死ぬ時よ!」と、ひとりでかっこつけてます。
 剛三も「麻宮ナツ、娘もお前に似てなかなか手ごわい。しかしそのうちにいずれ、サキを私の足元に跪かせてやる!」と、ひとりで喋っていた。
 さて、日本を離れるホーナーとエイミー。サキ、美也子、三平が見送る。
  
 エイミー「サキ」
 サキの頬にキスをする。
 サキ「元気でね」
 エイミー「スケバン」(すけぼーと聞こえる)
 美也子にも同じくキスをする。
 美也子「手紙くらい頂戴よ」
 三平「(自分の名前は)三平!」
 エイミー「三平」
 と、三平にもキスをしてくれるエイミーでありました。
  
 思わず顔の筋肉が弛緩する三平。それを見て微笑むサキと三平が可愛い。
 博士「サキ、ほんとにとってもありがとうございました。今度のことで妻のいるアメリカへ、エイミーと一緒に帰る決心がつきました。家族の安全はわたくし、この手で、守りますよ」
 博士の頼もしい言葉に、頷くサキ。

 やっぱ斉藤由貴は可愛いや。
 タラップを上がっていく博士とエイミーに手を振る三人。

 美也子「いいわねえ、父と娘」
 サキ「父と娘か」
 しかし、こんな時だというのに、サキは剛三の言葉を思い出し、「あたしが剛三の娘だなんて、そんな! バカなことがあってたまるか!」と、心の中で叫ぶのだった。

 そして「つづく」



Aパート Bパート 今週のチェック
週の恭一郎チェック
・久しぶりに高い戦闘能力を披露すると共に、電光石火、博士を救い出してしまう。しかし出番はそこだけ。
今週の三平チェック
・なんと言っても、マドリードダリアの記事を思い出したのは大手柄。エイミーにもキスされて、今回の三平は幸せであった。
今週の暗闇指令チェック
・今週も出番なし。
今週の突っ込みどころ
・結局サキは、剛三の母を殺すと言う脅しを勢いで無視した形だが、剛三は「じゃあ殺し屋を送ろう」とはしない。まあ、大人気ないからね。ただ、サキは自分で母親を守るとか見栄を切っているが、刑務所にいる母親をどうやって守るのか、実現性は薄い。

・あと、海槌家のセキリュティが脆弱過ぎる。
今週のまとめ
・前半、サキたちがエイミーの父親を探すまではなかなか面白いが、それ以降はバタバタと話が進む感じで物足りない。海槌邸からの脱出劇も簡単過ぎてつまらない。

・一方で、剛三がサキの父親なのかと言う新しい焦点が生まれ、ストーリーは緊迫する。

・今週の評価 ★★☆☆☆(2/5)