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第19話 暴かれた サキ出生の秘密!
Aパート Bパート 今週のチェック
 
 いつものように簡単な粗筋の紹介から入るが、前回の最後、ピンチに陥ったサキをてっきり神が助けに来るのかと思いきや、
  
 サキはあっさりと身柄を拘束されて、海槌重工と言う、恐らく財閥の中核企業だろうが、そのビルに連行されてしまう。
 あゆみ「お父様がサキに会いたいなんてどういうこと、姉さま」
 クミ「こんな奴、ぶち殺してやればいいのに」

 物騒なこと言ってるが、表情はちょっと可愛い。
 豪華絢爛、まるでホテルの大広間みたいな執務室へ入るレミたち。
  
 海槌財閥の総帥・剛三と、サキ、宿命の対面であった。

 剛三は娘たちに席を外させる。
 余裕たっぷりの剛三は、サキのいましめを解いて、
 「どうだサキ、お前海槌コンツェルンの為に働いてみる気はないか? いずれ海槌コンツェルンは実質上日本を支配する。そうすれば、死刑囚であるお前の母親を、解放してやることが出来るかもしれんぞ」

 と、意外なことを切り出す。

 そういや、サキの母親って死刑囚だったな。最近全然話題に上らなかったので、すっかり忘れていた。
 剛三は抽斗からアルバムのような資料を取り出し、こんな写真を見せる。

 剛三「男はアメリカ人、ラルフ・ホーナー、生物工学博士で、サイバネティックスコントロールを完成した男だ」
 サキ「さいばねてぃっくす……こんとろーる?」
 横文字を聞いて、たちまちイナカモノっぽくなるサキ。

 剛三「遺伝子のフィールドを操作して、生物のライフサイクルをプログラムする。すなわち生まれる前から一人の人間の性格や能力を思うように作り上げることが出来るのだ! このことを知って東西両陣営がこの人物を奪い合って熾烈な工作合戦を始めた。博士は姿を消した。ところが残された一人娘のエイミーが近々日本にやってくる。この旅行の目的は、日本に潜伏したホーナー博士と密会することだと言う情報が入った」
 剛三「私はホーナー博士の技術が欲しい。何の為かは言うまでもないだろう」
 サキ「日本の支配の為に人間を操作する。その為だろう!」
 剛三「この娘をマークして、博士の所在を確かめ、その身柄を収監する。その任務をお前に与える。サキ、お前の腕を見せてみろ」
 我慢して大人しく聞いていたサキ、さすがにたまりかねて立ち上がる。
 サキ「なんであたしが海槌コンツェルンの為に働かなくっちゃいけないんだよっ! 寝惚けんなよ!」

 剛三「その向こう意気がますます気に入ったなぁ。どうでも海槌一門に迎えたくなった」
 大人の貫禄を見せて、サキをあしらう剛三。
 サキ「舐めるんじゃないよ! (はーふーはー)海槌の名の下に(はー)あたしがどれほど苦しんだか(はー)」
 息継ぎしながら喋るサキ。

 剛三「交換条件を出そう。お前がホーナー博士を探し出してきたら、私はレミに命じて鷹の羽学園から手を引かせよう」
 剛三の提案に、サキの心が揺れる。

 と、ここでOPタイトル。
 レミたちが苦労して捕まえたのに、殺されもせず解放されたサキ。余裕を見せた剛三は、少し後に心の底から後悔することになる。悪の組織と言うのは、必ず、ヒーローを確実に殺せる機会を見過ごすようにできているのだ。
 何故なら、殺しちゃうと番組が終わってしまうからだ。

 ちなみにサキが玄関から出てきた画面の隅で、郵便局の人がポストから郵便物を回収しているのが見える。平和だ。
 サキ「海槌剛三、どほゆうつもりなんだ? どほゆう……」
 命拾いしたものの、当然、釈然としないサキ。
  
 それ以上に釈然としないのは、言うまでもなく剛三の娘たち。
 サキを独断で解放しただけでなく、さらに、サキと競ってホーナー博士を見つけ出せと命令する。
 不満たらたらのふたり。とりわけクミは「殺してやるわ今すぐ!」と、その足でサキを殺しに行きそうな素振りを見せる。

 口癖が「殺してやる」と言う女の子、ちょっと萌えますね(萌えるんかい)。

 剛三「待てい! 今はまだ許さん。その時がくれば私が指示する」

 剛三パパ、その前にクミちゃんの育て方を反省した方がいいと思う。

 剛三は、サキと戦って誰が海槌財閥の後継者にふさわしいか見せてくれ、私の迷いを断ち切ってくれなどと、極めて意味深な台詞を並べる。
 その後、作戦室であゆみとクミは不満をぶちまけるが、明敏なレミは「お父様とサキの間に何かあるのかもしれない」と疑惑を感じていた。
  
 さて、美也子は早くも退院の日を迎えていた。看護婦さんに挨拶して病院を出た途端、手下や沼先生が「退院オメデトウ」と花束を渡して祝福してくれる。
 沼先生のネクタイについてはもう突っ込まないことにする。
 友情の篤さに、涙する美也子。
 沼「泣くな美也子、自慢の美貌が形無しだぞ!」

 今までは夢小路と呼んでいたのに、ここでは美也子と呼ぶ沼先生。
 さらに手下の一人が「使ってよ。みんなでお金出し合ったんだ」と、美也子のトレードマークである真新しいコンパクトをプレゼントする。
 美也子は、ただ涙、波でありました。

 今気付いたけど、渡辺千秋(美也子)は演技があまりうまくない。
 三平「よーし、これから番長の快気祝いに繰り出そうぜ!」

 お、三平、いたのか。



  
 吸い差しのタバコを持ったまま、びっくり顔の神。
 神「なに、海槌剛三が?」
 サキ「なぜ海槌剛三は、あたしを仲間に入れようなんて考えるんだろうねえ」
 神「さー、わからんな」
 落ち着いてるけど、剛三の気まぐれがなかったらサキは殺されていたかもしれないと言うのに、少しは狼狽しろよ。
 神は、あえて海槌の手に乗ってみるんだと、サキにホーナー博士を見つけ出すよう命じる。

 ところで、後ろの窓越しに見える風景は、なんか嵐でも来ているように荒れている。
 さて、そのエイミーが来日する。演じるのはアンジェラ・チャンスさん。

 正直、可愛くないのだが、70〜80年代ドラマに出てくる外人の女の子って、こういうのが多い。「バトルフィーバーJ」の初代ミス・アメリカの妹とか(知るかっ)。
  
 あゆみたちが、空港でボーっとしている彼女に近付くが、一足早くサキが接触し、バイクに乗せて走り去ってしまう。
 無論、運転しているのは斉藤由貴ではない。
 エイミーは何故か唯々諾々とサキに従い、使われていない倉庫のようなところへぶちこまれてから、初めて抗議する。
 彼女の英語台詞に字幕が出る。
 サキ「ああっ、英語かぁ」

 相手が英語しか喋れないので、心底困るサキ。しかし、そんなの最初から分かってることだろうが。

 それに、サキは三平に教えてやるくらい英語が得意だった筈だが(13話)、まあ、受験英語と英会話は別だからね。

 さらになんのかんのと騒ぎ立てるエイミーを持て余したサキは、当身を喰らわして静かにさせる。
 で、本屋で英会話関連の本を物色する。さすがにドロナワ過ぎるだろ。
  
 と、肩を叩かれて振り向くと、ずららっと鷹の羽のクラスメイトたちが並んでいた。
 サキ「三平ーっ! あ、みんなーっ!」

 やたらとびっくりするサキ。
  
 三平「なあサキ、これはもうみんなの戦いなんだ。海槌一族は大きい。俺たち力をあわせなきゃ絶対に勝てないよ」
 美也子たちも含めて、サキとの共闘を申し出る三平だが、サキは「お願いだからもうほっといてよー、これじゃ目立ってしょうがないじゃないー」と、露骨に迷惑そう。

 まあ、退学処分を受けた高校生が数人集まったところで、日本の六大財閥のひとつに敵うワケがないのだが。
 美也子「ワガママ言ってんじゃないよサキ、あんたがひとりでこそこそ何か動いてるのは分かってんだ。身勝手は許さないからね!」
 手下たち「許さないからね!」

 しかし、なんでみんな制服着てるんだろう?
 サキは三平に顔を近付け、「あたしの秘密、まさかみんなに?」と小声で聞く。
 三平「とんでもない! でも、みんなの気持ちも分かってくれよ! 戦いたいんだよ海槌と! なんでもいい奴らと対抗するために頑張りたいんだ、サキ!」
 みんな「サキ!」

 サキは諦めたように「あたしの負けね……」
  
 しかし、背後には、彼らの様子を撮影している男の姿が……思いっきり通行人に怪しまれると思うが。
 彼らはエイミーを監禁してある倉庫へやってくる。縛られて、猿轡されているエイミーは当然抵抗する。
 太郎「うわーこりゃ気が強そうだ」
 三平は何故か自信満々で猿轡を外してから、
 「マイネームイズさんぺい、ユアフレンド、アンダスタン? えー、リッスントゥーミー、ユアファーザー、ベリーデンジャラス、ウィーウォントヘルプヒム、エネミーイズみづち、ベリーベリーデンジャラスファミリー」
 と、熱心に話しかける。

 エイミーは無言で三平の股間を蹴り上げる。
 三平「え゛あっ、うっ」

 恐らく、「スケバン刑事」で、もっとも情けない三平の姿であろう。
 「まどろっこしいったらありゃしない」と、代わって美也子がエイミーの前にしゃがむ。
 美也子「アイアム、アイアム、ディスイズ、あー、すけばん、オーケー? アイアムすけばん、イッツ不良!」
 めちゃくちゃな英語に、どっと手下たちが笑う。
 美也子「なに笑ってんのよ! あたしに恥かかせるんじゃないのっ、番長、そんなつまらないお役目はこのわたくしが……それくらいのこと、言えないのかよ!」

 さっき、演技が下手と書いたが、こういうコミカルなところは上手いんだよね。
 一方、レミの元には重大な情報が伝えられていた。
 レミ「なんですって、サキの母ナツが、お父様の秘書をしていた? その母親が死刑囚……夫殺し……火事…………そう、そうなの。分かりました。続けて調査して頂戴。特にナツがお父様の秘書をしていた時代を詳しくね」

 レミは、剛三の態度を怪しみ、独自に調査をさせていたのだろう。
  
 サキたちは根気良くエイミーに話しかけ、父親の所在を探り出そうとしていた。
 単純な英語なので、エイミーも何を言われているのかは分かっていると思うが、反攻的な態度を崩さない。まあ、こんな目に遭えば誰でもそうなる。
 痺れを切らしたサキが「いい加減にしなよ! したでに出りゃつけあがりやがって!」と、声を荒げるが、それと同時に外から発煙筒のようなものが投げ込まれ、「大人しく出てこーい!」と言う声が聞こえる。
 手下「うわ、番長いますよ、大勢!」
 あゆみたちの部下に包囲されてしまった様子。

 美也子は、自分たちが敵をひきつけるから、その間にサキにエイミーを連れて逃げろと悲壮な覚悟。サキも「美也子!」と、胸を熱くする。
 ちなみにこのシチュエーション、「セーラー服反逆同盟」の6話とそっくりだが、単なる偶然だろう。

 太郎たちが投げ込まれた発煙筒を持って、倉庫の外へ飛び出していくところでアイキャッチ。妙に中途半端なところに入るな。

Aパート Bパート 今週のチェック
 
 そのまま、美也子たちと部下たちの戦闘シーンとなる。
 ただし、ここには部下たちだけで、何故かあゆみやクミの姿は見えない。
 美也子たちは倉庫に転がっていたアルミパイプのようなものを振り回して勇ましく戦う。
 手下の一人のお腹が丸見えになって、ちょっとだけ嬉しい管理人(そりゃ良かったな)。
 踏み潰される石森章太郎の息子。

 なお、三平も大きな図体の割に男たちに一方的にやられており、総じて男子サイドは役に立たない。
 サキは、その混乱に乗じ、裏手からエイミーを連れて脱出する。ま、あの程度の相手なら、サキが普通に戦えば勝てたと思うが。
 レミは、サキとナツに関する新たな情報を受け、相手に絶対他言するなと命じる。
 そこへ、妹たちがやってきて、不満を並べる。

 あゆみ「お姉さま、もう我慢ならないわ。お父様の考えてらっしゃることも分からないし、お姉さまはお姉さまでこうして動かない。その間にサキは、サキはエイミーを!」
  
 だが、レミはそんな言葉など耳に入らない様子。
 「そう、そうだったの……! サキは、サキは……」

 レミは、ひとりつぶやいていたが、妹たちに気付くと、「あは、あはっはっはっ、あっはははははぁー」と笑い上戸の本領を発揮する。
 そして、あっさりと、サキを殺してしまえと言い放つ。命令と言うよりか、促している感じだが。

 どうでもいいけど、ぜんっぜん似てない姉妹だな。
 殺すと言っても居場所が分からないと言う二人に対し、レミはモニターにこういう画面を出す。
 ちょっと分かりにくいが、港区のところに赤い光が見える。

 レミは、税関に部下を忍び込ませ、あらかじめエイミーのバッグに小型発信機を取り付けておいたと言う。さすがレミ、抜け目がない。
 そうとは知らないサキは、ファーストフード店でまったりしていた。
 と、突然、エイミーが地図の書かれたメモを見せながら、こう言う。
 無論、サキには理解できないのだが、メモは何故かバッチリ日本語で書いてあり、待ち合わせ場所は品川埠頭だと分かる。
  
 サキ「エイミー」
 笑顔を見せるサキ。しかし、エイミーの突然の心変わりは、何処から来ているのだろう?

 しかし、ふたりとも眉太いなぁ。
 その夜、ふたりは指定された場所へやってくる。遠くで汽笛が聞こえる。
 と、コツコツと靴音が近付いて、ひとりの男性の姿が浮かび上がる。

 サキ「山本さん?」
 だが、相手は開口一番、「君たち、つけられたね」
 同時に、四方から車のヘッドライトがサキたちを包囲する。
 しかし、「尾行されている」と知りながら、なんで山本さんは落ち着き払って出てきたのだろう?

 ちなみに山本さんを演じているのは大林隆介さんで、アニオタにとっては「機動警察パトレイバー」の後藤隊長の人である。
 クミ「サキ、死ね!」
 前置きなしにナイフを投げるが、ヨーヨーではじかれる。
 何度も何度も投げるが、ことごとくサキに防がれる。

 だが、
 狙いがそれて、横に立っていた山本さんに命中してしまう!

 サキ「あ、れ……?」(註・言ってません)

 彼らにすれば、博士の居場所を知る山本さんを殺すつもりはなかっただろうから、完全なアクシデントである。

 あゆみも思わず「クミ、バカ!」と、悲鳴を上げる。

 エイミーは「パパの居場所を教えてくれ」と迫るが、
 山本さんは「マドリードダリア」とだけつぶやいて息絶える。ま、実際、そんな簡単には死なないと思うが。

 これで、あゆみもクミも人を殺したことになるわけで、考えたらハードな姉妹である。

 サキはエイミーを逃がすと、追いすがる男たちを次々と薙ぎ倒す。
  
 あゆみ「おどき、サキ!」
 サキ「そうは行かないねえ。スケバン刑事麻宮サキ、ここは一歩もてめえらを通さない!」
 クミ「殺してやる殺してやるサキぃ! お前が我々一族とどう関わりがあろうが知ったことじゃない!」

 殺すとか死ねとか、物騒ことしか言わないね、クミちゃんは。そこが可愛いのだ(なんでもええんか)。
 クミ「たとえお前が私たちの兄弟であったとしても、殺してやる!」

 と、勢いに乗って余計なことまで口走ってしまうクミ。と言うことは、サキの秘密を既にレミから聞かされていたのだろう……か?
 もっとも横にいるあゆみは、クミの言葉にも特に顔色を変えていないので、レミから口止めされていたわけではないだろう。ただ、レミは自分で「誰にも口外するな」とか言ってたけど、ここでは、周りに部下も一杯いるんだけどね。いいのか?

 一方のサキにとっては、クミの言葉はまさに青天の霹靂であった。
  
 反射的に、海槌剛三の不可解な態度や、前回、片桐が死ぬ間際に残した言葉を思い浮かべるサキ。
 自分は、剛三の娘なのかと、衝撃のあまり足元がぐらつくサキ。

 その隙を突いてあゆみはムチを一閃して、サキを倒す。だが、何故かとどめをささずに、部下を引き連れてエイミーを追い掛けてしまうのである。うーん、彼女にすれば、積年の恨み募るサキをそのままにして行ってしまうと言うのは、ちょっと解せない。エイミーの追跡なら、どうせ発信機があるのだから、部下に任せとけば済む。

 ひとり残ったクミは、殺意を剥き出して再びナイフで襲い掛かる。
  
 もっとも、一対一では、クミはサキの敵ではなく、チェーンで手首を締め上げられて、ナイフを落とし、最後はお腹にヨーヨーを受けて退散する。
  
 勝利したサキだが、頭の中には「私たちの兄弟であったとしても殺してやる……」と言うさきほどの台詞が悩ましくリフレインしていた。
 苦しさのあまり、交通標識に縋るサキ。

 サキ「まさか……まさか……」

 つぶやきながら首を振るサキの表情を映しつつ、「つづく」のであった。



Aパート Bパート 今週のチェック
週の恭一郎チェック
・今回も、特に見せ場はないので寂しい。
今週の三平チェック
・美也子たちとサキに協力できて嬉しそうだったが、結果は金髪ギャルに股間を蹴られて喘ぐ……しかもサキの見てる前で……と言う悲惨なものだった。
今週の暗闇指令チェック
・出ません
今週の突っ込みどころ
・東西両陣営が争奪戦を繰り広げているらしいホーナー博士の娘なのに、彼女を狙うのはサキと海槌財閥だけだった。
 
今週のまとめ
・いよいよサキの出生の秘密が明かされ、物語が佳境に入る。ただ、アメリカ人博士を巡るこの戦いが、あまり魅力に富んだプロットとなっていないのも事実だ。なにより、エイミーが試聴意欲を掻き立てるほど可愛くないのが残念だ。

・一方、美也子が立ち直り、サキに積極的に協力するようになるのは頼もしい。

・今週の評価 ★★☆☆☆(2/5)