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第15話 サキ!罠にはまる
Aパート Bパート 今週のチェック
 
 第二部のあらすじをサクッと紹介した上で、前回からの続きで、帰国したレミ(高橋ひとみ)が妹ふたりと一緒に、父親のところへ挨拶に来るシーン。
  
 レミ「お父様、ただいま帰国しました」
 親父「綺麗になったなレミぃ……アメリカ留学の成果はあったかな?」
 レミ「新戦略理論、ポリティカルシミュレーションテクニック、確率論、意思決定科学……いつでもお父様の計画のために役立てることが出来ますわ」

 ご大層なようで、意外と内容のない言葉を並べるレミ。
 親父は、レミに妹ふたりの学園制覇計画を手伝ってくれと頼む。

 ここでオープニングタイトル。
  
 レミの作戦室へやってくる三人。この辺はいかにもヒーロー物の悪の組織のアジトと言う雰囲気で、浮世離れしている。
 システムのスイッチを入れると、きゅるきゅるきゅると大きな起動音がするのが時代を感じさせる。

 あゆみ「あたしたちが悪いんじゃないわ。あいつのせいよ、麻宮サキ!」

 早速、自分たちの失敗を敵になすりつける根性の悪いあゆみであった。こういう場合、身内のことを非難するのが一般的だと思うけどね。たとえば、前回の川崎(西田健)のこととか。

 さらに、
 クミ「あいつを殺してよ、レミ姉さま」

 やかましい、自分で殺せ!


 レミは、サキを殺すのは簡単だが、その背後にいる組織のことを知る必要があると言う。
 作戦室に掲げてある日本地図。日本列島ってこんなだっけ? おっかしいなぁ。
 レミ「鷹の羽学園、いずれにせよ、ここが戦略拠点となるわ……」

 え、なんで? (答え・主にそこで撮影してるから)

 しかし、日本を支配しようとしている海槌財閥、高校の一つや二つ持ってると思うんだけどね。そこを拠点にすればいいのに。

 ここでサブタイトル。

 場面はその鷹の羽学園から。
  
 のっけから緩んだ笑顔を見せるサキ。三平と談笑していたが、「タケシ君待ってよーっ」と言う女子生徒の騒ぐ声に、視線を転じる。
 それにしてもやっぱり、眉毛が太いなぁ。
 と、転校生のタケシ君が、数人の女子生徒に追いかけまわされてサキの教室に逃げ込んでくる。
 彼はどうも女子にモテモテのイケメンと言う設定らしい。
  
 そこへ美也子たち番長グループが現れ、女子生徒たちを追い払い、
 美也子「タケシ君、あなた運がいいわぁ。あたし今ボーイフレンド募集中なの、うふっ」
 美也子に迫られて目を白黒させるタケシ君。まあ、イケメンと言えばイケメンだが……。演じるのは早瀬亮さん。
 思わず座り込んでしまうタケシだが、そこで女子高生らしからぬ色っぽさの一子(いちこ・立原麻衣)と目が合う。
 美也子はよほど男に飢えているのか、タケシの首にかじりついたりもするが、タケシは部活があるからと逃げ出してしまう。
  
 うっとりした眼差しで彼を見送る一子と、その表情に気付くサキ。

 タロウ「凄いねえ、転校以来一週間でたちまちトップスターだぜ」
 三平「スポーツ万能、成績優秀、容姿端麗、だけどそんなの面白味に欠けるよな」
 ふたりの台詞でタケシについての基礎データが分かる。後でわかるが、タケシはレミの指図で動いているので、レミが帰国してから一週間以上経っていると思われる。
  
 タロウ「そっ、軽薄なんだよ、うちの女どもは」
 サキ「そうかなぁ? タケシ君てステキよ、ねえ一子?」
 サキはわざとそう言って、隣の一子に話し掛ける。
 一子「ええっ?」
 突然言われて戸惑う一子。
 最初に書いてしまうと、市原麻衣さんは今回が最後の出番となってしまうが、惜しいね。もっと活躍して欲しかった。

 三平「何だよサキまで」
 サキ「ふふっ、三平君、男の焼餅!」
 三平をからかいながら、さっさとひとりで帰るサキ。
 三平「違うよーッ、サキぃー!」

 ここでは、「三平君」と君付けで呼ぶサキだが、
 三平はサキに追いついて、肩を並べて歩き出す。
 三平「ここんとこ、海槌姉妹は影を潜めてるみたいだけど、神恭一郎のやつ、あれから何か言ってきたのか」
 サキ「うん……」
 三平「なあサキ、もし何かあるんだったら、必ず俺に教えてくれよな……黙ってひとりで危ない真似しないでくれよな」
 サキ「うん、ありがと三平!

 ここでは呼び捨てになってるサキ。
  
 そんな二人の様子を、車の男が馬鹿でかいカメラで盗撮している。

 恐らくそれをリアルタイムでモニターしているであろうレミ。しかし、同じ映像を4つのモニターに映してどうすんだよ。

 レミ「麻宮サキ、少しは手ごたえがあるかしら?」

 夜の公園。水道の蛇口が開きっぱなしになっている。これは、噴水が欲しかったけど、なかったのでその代用イメージだろう。
 早くもキスをしているタケシと一子。
 大人っぽい立原麻衣さんならば納得の展開だ。
 愛のささやきをかわしたあと、タケシは話を変える。
 タケシ「ねえ君、麻宮君や三平君の友達だろう?」
 一子「ええ、そうだけど」
 タケシ「みんなとってもいい友達で羨ましいよ……ぼく、彼らの仲間に入りたいんだ」
 一子「なぁんだぁ、そんなことなら……」
 タケシ「それでぼく、ちょっとしたイタズラを思い付いたんだ」
 キラキラした瞳の立原さんがいつになく綺麗だ。最後の出演と言うことで、カメラマンも気合が入っていたのだろうか。
  
 その翌日、屋外で三平に英語の勉強を教えているサキ。
 サキ「三平それ、theじゃなくてaでしょう」
 三平「あ、そっか」
 三平の言葉に「あっちゃ〜」と言う顔をするサキだが、元バリバリのスケバンで、つい最近まで少年院にいた彼女が人に勉強を教えられるほど頭が良いと言うイメージはあまりないんだけどね。ま、劣等生の三平に教えられる程度には勉強できるのだろう。
  
 そこへ一子が現れ「麻宮サキ、お前の正体は知れているんだ。その背後に誰がいるのかもな」と、タケシに指示されたであろう台詞を無表情に告げる。しかし、いくらイタズラでもこんなことを言うように言われたら、さすがに変だと思わないかな。まあ、タケシにすっかり恋していて、唯々諾々だったのだろう。

 サキ「一子、どうしたの?」
 一子「お前の正体、暴いてやる! 我々は決して敵を許してはおかない」
 それだけ言って、走り去る一子。
 サキ「一子、待ってよ、どういう意味?」
 当然、サキは彼女を追う。ただ、三平はその場に留まるのがストーリー上の都合とは言え、やや不自然。
  
 サキは公園のようなところで一子に追い付く。
 サキ「一子、今言ったこと、なんのつもり? 答えて!」
  
 一子はそこでネタ晴らしをしようと、サキの背後……無論、そこにタケシがいたのだろうが、彼の方を微笑みながら見遣る。

 しかし、
 一子「うっ」
 次の瞬間、彼女の左胸にナイフが突き刺さる。
  
 サキ「一子……!」
 一子は顔を歪め、その場に座り込むように倒れる。サキは反射的にナイフを抜くが、いきなり抜いたらドバッと血が出て危ないと思うが。
 しかも、さも私が犯人ですと言わんばかりの体勢のところを、遅れてやってきた三平に見られてしまう。
 ここは、学校に隣接するほど近いところのようだ。
  
 で、タケシが現れてサキに向かって「人殺し」と叫ぶ。
 当然、全力で否定するサキだが、ドラマではこういう場合、どう足掻いても無駄である。
 ちなみにこのやや危険なアングルで倒れているのが、立原さんのラストカットとなります。ご苦労様でした。

 ただ、この展開、11話で沼先生が濡れ衣を着せられたシーンとそっくりで、ちょっと芸がないかも。
 サキ「違う、そうじゃない」
 と、凄い形相で無実を訴える。ただ、こういう時はむしろ呆れたような、軽口でも叩くように否定した方が効果的だと思う。
 それに、サキ、既にかなりの修羅場をくぐってるのだからこのうろたえ方はやや情けない。
  
 んで、次のシーンでは早くも警察の厳しい取調べを受けているサキ。これも、未成年なのにいきなりこんなことにはまずならない。
 そもそも、ナイフの指紋を調べれば一発だろう。

 もっとも、今回は、
  
 この山野史人演じる担当刑事が、海槌財閥に通じていると言う事情もあるのだが、それにしてもね。
 刑事「無実なら無実で、それを証明できるものはないかなぁ?」

 サキ「だから神に、神恭一郎に連絡取ってくれれば分かるんだよ!」

 必死で訴えるサキだが、こんなにあっさり神の名前を出すのも、なんかサキらしくないけどね。それに、彼女の身元は証明してくれても、その場にいなかった神が無罪を証明できるわけがない。

 刑事はその神のことを知りたがるが、よく考えたらサキは住所も電話番号も知らないので困るのだった。
 血の気の多い下っ端刑事に責められるサキ。
 これもさすがにやり過ぎだろう。ただ、この刑事も海槌財閥の息がかかっていたとすればおかしくはないが。
  
 で、早速その情報はレミにもたらされ、神の身元が調べられる。
 女性の声「警察庁のデーターベースに侵入して神恭一郎の名をキャッチしました」
 この声は、上のコンピューター室っぽい映像に映っている女性が、レミに電話で告げているものなのだろうか?

 また、このパソコンに「ARTDINK」と言う文字が見えるが、これはゲームソフト会社の「アートディンク」のことだろうか? 下のプロフィール画面などを手掛けたのかと思うが、会社設立は86年で、撮影時には存在していない筈だが……?
 ふたりの妹はその顔写真を見て、すぐにサキの協力者だと断言する。
 しかし、神は、神恭一郎と言う本名で活動していたのか? ちょっと軽率じゃないの。顔写真も残ってるし。しかもこれどう見ても最近撮った奴だぞ。
 レミ「(経歴を読み上げる)データー抹消か、ふふ面白いわね。あゆみ、麻宮サキが逮捕されたことについて警察庁内部に何か変わったことは?」
 あゆみ「今のところ全くありませんわ」
 クミ「こんなやり方全然まど(だ?)ろっこしいわ。さっさとあいつを殺してよレミ姉さま」

 口癖が「あいつを殺してよ」と言う女の子、あまり関わりたくないですね。

 ところで、「ユニバーシアード」ってあるけど、辞書で調べると「国際大学スポーツ連盟が主催する総合競技大会」とあるので、これは何か別の単語(ユニバーシティとか)と混同しているのではないだろうか。

 レミ「相変わらずねクミは、まあちょっとお待ちなさい」
 彼女はサキの背後を探るのが先決だとクミの短絡思考を一蹴する。
 もっとも、この場合に限っては、さっさとサキを殺しておくのが正解なんだけどね。
  
 さて、次のシーンでは意外にも警察から解放されるサキ。
 ちょうどそこへ、差し入れを持ってきたであろう三平が現れる。
 三平「サキ!」
 サキ「証拠不十分で釈放だって……」
 三平「当たり前だ。サキが一子を殺すわけないじゃないか。ちくしょう、こんなにボロボロになるまで痛め付けやがって!」
 憤慨する三平だが、
 サキ「そんなにひどい? かっこ悪いなぁ〜」
 と、あえて軽口を叩くサキ。
 サキは学校に戻って一子殺害の犯人を見付けてやると息巻く。

 サキはそこで誰かの視線を感じ、左右を見渡すが、厳しい取調べで疲れていたせいもあり、はっきりしないまま歩き出す。
 普通、気付くと思うけどね。

 ここでアイキャッチ。



Aパート Bパート 今週のチェック
 
 学校に戻ったサキだが、生徒たちの視線は冷たい。
 たまりかねた三平とタロウが立ち上がり、三平は「お前らなんだその態度は? お前らそれでも友達か? 何故サキを信じてやれない? あんなに仲良くしてきたじゃないか!」と、真正面から訴える。
 タケシ「猫を被っていたんだ。漸く本性をあらわしたのさっ」

 級友を刺し殺すのが本性だったら、かなりイヤなクラスメイトである。
 三平「てめえ、もういっぺん言ってみろーっ!」
 そのタケシの胸倉を掴んで迫る三平、いつになく暴力的である。

 タロウが三平を制止する。タケシは、自分は一子を愛していたんだと、白々しく泣いてみせる。

 サキは自分の部屋に帰るが、誰かが侵入した形跡を見て警戒する。そこへ電話のベルが鳴る。
 サキ「はい……」
 レミ「ふふふふっ哀れね、スケバン刑事さん、背後の組織に裏切られ、友人に見捨てられ、ふふふふっあなたは捨て駒よ、必要な時には利用されるけど、あなたのピンチには誰も手を差し伸べてくれない……冷たい組織に操られてるのね、惨めだとは思わなくて?」

 露骨にサキを心理的に揺さぶり、「組織」への不信感を煽るレミ。
 サキは無言で受話器を置き、カーテンを閉める。
 ここまでサキが精神的に追い詰められるのは初めてのことで、さすがレミ、と言う感じである。サキは盗聴器などが仕掛けられているのではないかと部屋の中を引っ掻き回す。

 ただ、かなり雑な調べ方で、あまり意味がなさそうだが、最終的には部屋の隅にこれ見よがしに取り付けてある盗聴器らしき機械を見付け、壊し、やっと安堵するサキだった。
 対照的に、セレブ生活をエンジョイしている三姉妹。泳いでいるのはあゆみである。
 テーブルの上に、盗聴器の受信機が置かれ、サキの声が聞こえる。
 レミ「盗聴器はひとつとは限らないのよ、サキ」
  
 クミ「でも、サキに見張っていることが知られてしまったわ」
 ぷっくり下腹の幼児体型が性格とアンバランスでちょっと可愛いクミ。

 レミ「それでいいのよ、それでサキはますます苦しくなる」
 プールから上がるあゆみのお尻も色っぽい。彼女だけビキニだしね。

 レミ「あゆみ、工作員に指令を出して頂戴」
  
 サキは晴れて学校へ来るが、学校の入り口にこういう貼り紙がべたべた貼ってあって、生徒たちの視線も依然、冷たい。
 三平「ちくしょう〜」
 三平はすぐにその貼り紙を剥がそうとする。
 その様子を背後から先ほどの刑事が観察している。やはり、ふたりともレミの指図で動いているのだろう。
 沼が現れ、三平の行為を止める。ただ、こんな貼り紙は剥がすのが正しいので三平を制止するのは変なんだけどね。

 あと、沼先生、いい加減違うネクタイにしませんか?

 あるいは、すっかり気に入っちゃって、自分のトレードマークにしようとしているのかもしれない。
 沼「サキ、学園内が浮き足立っている。職員会議でお前は自宅謹慎に決まった」
 この場合は、無期停学になるんじゃないの?

 三平「そんなぁ、先生!」
 沼「俺だってお前が殺人を犯したなどとは思っておらん、だが決定は決定だ、いいなサキ?」
 サキは黙って頷き、踵を返して歩き出す。

 もっとも、11話ではその沼もほぼ同じ目に遭っているので、そのことを彼が告げるのはなんか変な感じもする。師弟がこんな短時間のうちにそっくり同じ立場になるなんて、いかにも嘘っぽい感じを視聴者に感じさせかねない。と言っても、もう児島みゆきさんもいないので、しょうがないんだけどね。
 と、そこへタケシが現れて、「人殺し、帰れーッ」と怒鳴る。

 沼&三平「いや、今そうしてるとこだよ」(註・言ってません)

 他の何も考えていない生徒たちも口々に「帰れ」「帰れ」と叫ぶ。
 サキは、ヘビメタ(?)の流れるディスコにひとり来ている。
 踊っている客の中には、タケシの姿も見える。

 と、ボーイが「あの方からの注文です」見たいな感じで赤い飲み物の入ったグラスをサキの前に置く。

 そんな気障なことをするのは、この世界ではひとりしかいない。
 はい、神恭一郎サマのおなぁりぃ〜
 もう怒る気力もないサキ。
 サキ「意外なところへ呼び出してくれるじゃない?」
 神に指定されて、こんな場違いなところへ来ていたようだ。

 神「完全にマークされているようだな」
 サキ「それを知っててなかなか姿を現わさなかったのね、そんな男だと思ったわ〜」
 神「こたえたか?」
 サキ「ぜんぜんっ!」
 強がって見せるサキ。

 声を潜めて、
 神「海槌レミが帰国したらしい。(暗闇)指令もいつになく警戒しているようだ」
 サキ「レミ? すると今度はその女が……」
 神「サキ、相手の狙いは何だと思う?」
  
 神の意味深な言葉に、鋭く目を見交わすふたり。
 これだけでサキは、敵の真の狙いが神とその組織を引っ張り出すことにあるのだと気付く。

 タケシは徐々に彼らに近付くが、会話内容までは聞き取れない。
 と、いきなりさっきのグラスを床に叩きつけるサキ。

 どうでもいいけど、それ、店の備品だぞ。普通は中の液体を相手にかけるよね。
 サキ「あたしはもう何を信じたらいいのか分かんないよ! 神、指令に会わせてよ!」
 神に対する不信感を爆発させるサキ。

 この口の形、可愛過ぎですね。
 神「何を動揺しているんだサキ!」

 その腕を振り払い、
 サキ「指令にはっきり聞きたいんだ。あたしが本当にただの使い捨ての駒なのかどうか……神、お願いよーッ」
 神「会わせる訳にはいかーん!」

 サキは今から自分で会いにくいと飛び出す。
 この辺で、大抵の視聴者はこれが芝居だと分かるだろう。サキは暗闇指令がどこにいるかなんて知らない筈だからだ。
  
 サキは駐車場でバイクにまたがり、ヘルメットを被り、エンジンをかけるが、斉藤さんはバイクに乗れないのでそれから実際に走るのはスタントドライバーのお仕事です。
 続いてタケシもバイクに乗って走り出し、追跡する。ここは役者さん本人が乗ってるのかもしれない。
 このドラマでは珍しく本格的なチェイスシーンになるが、夜のことなのであまりはっきりとは見えない。
 サキのこの絵も、とてもほんとに走っているとは見えないのがつらい。
 タケシ視点のこの映像は、なかなか綺麗だけどね。

 一方の神は愛車のポルシェを走らせていたが、
 そちらはいつもサキを隠し撮りしている連中だろうが、彼らが尾行している。
 しかし、後部座席の人の顔、面白過ぎないか? もっと他に悪人面したエキストラいなかったの?

 だが、神は不敵に笑うと、ポルシェの底力を発揮してあっという間に彼らを引き離してしまう。

 タケシは、住宅街まで追ってきて、サキのバイクが横倒しになっているのを見付ける。
 バイクから降りて辺りを見回していると、あの、不吉なシュルルルルと言う音が響いてくる。
 そう、サキのヨーヨーがしなる音である。
 物陰から姿を見せて、
 サキ「ようやく姿を現わしてくれたね。うまく引っ掛けたつもりだろうが、神とあたしの芝居に引っ掛かったのはそっちのほうさ!」

 かなり自慢げに語りかけるサキ。
  
 サキ「さあ正体を見せてもらおうか」
 そう言って、ヨーヨーを投げつけ、追跡者のヘルメットに当てて宙に飛ばす。……さすがに無理だと思う。まあ、割ったらお金がかかるからね。

 サキ「林タケシ、あたしの背後を探るために仕組んだんだろうが、そんなことのために一子を殺しやがって! 許せねえ」
 サキはヨーヨーを飛ばす。タケシはかわしてから、一子を刺したナイフを投げるが、空中でヨーヨーに弾かれる。

 だが、この辺の攻防は、バックが夜なので、なにやってんのかよく分からない。
 そのナイフを見て、彼が犯人だと確信するサキ。ドラマ的には、これでサキの無実が証明されたことになる。

 で、いつものようにチェーンで相手の腕、足を縛り、捕獲完了。
 この一連のシーン、サキが戻ってきたヨーヨーを受け止めるところだが、過去のアクションシーンが使い回しされている。夜用の映像を撮る余裕がなかったのか?
 と、それを待っていたようにサイレンを鳴らしてあの刑事(山野史人)が現場に駆けつける。

 そして、
 刑事「麻宮サキ、逮捕する!」
 と、いきなり手錠を嵌めてしまう。驚きのあまりサキはされるがまま。
 サキ「いい加減にしてよ、刑事さん!」
 まだ相手が海槌の手先だと知らず、ウンザリしたような声を出す。

 サキ「犯人はあいつなのよ、証拠だってあるわ」
 だが、刑事はナイフを手にしながら「そんなことは分かってる」と、意外な反応。

 そしてゆっくりタケシに近付くと、
  
 おもむろにタケシを蹴り倒し、そのナイフで彼の胸を刺してしまう。
 ここは、山野史人の顔も怖くて、かなりショッキングなシーンになっている。

 くたっと死ぬタケシ。

 刑事は改めて自分の銃を取り出してサキに突きつけながら、

 刑事「麻宮サキ、一子殺しを目撃した林タケシを脅迫の上殺害、証人はこの私だ。現行犯逮捕って訳だ、ふっふふふふふっ、ははははははははっ」
 うまく引っ掛けたつもりが実は引っ掛けられたことを知り、さすがのサキも茫然自失。
 ただ、犯人が目撃者を脅迫すると言うのは変で、脅迫されて殺した、と言うのなら分かる。

 あるいは、一子殺しの犯人はタケシで、その復讐の為に殺した、とした方が納得しやすい。
 それにしても二重の罠を仕掛けていたレミは、ただものではないと感じさせるシナリオではある。

 レミ「あたしの裏を掻こうとしたとは大したものね。でも所詮あたしの敵じゃないわ。麻宮サキ、背景(発音が変)について口を割るのが早いか、それとも死ぬのが先か、たっぷり楽しませてもらうことにするわ」
 真っ暗な自室で勝利宣言するレミ。
 そして、抵抗も出来ず、連行される麻宮サキの姿を映しつつ、「つづく」のだ。かつてないほど緊迫した展開である。



Aパート Bパート 今週のチェック
週の恭一郎チェック
・窮地に立たされたサキの前に漸く登場するが、ポルシェの加速度を自慢をするだけであった。
今週の三平チェック
・殺人犯の濡れ衣を着せられたサキのために、必死になって弁護したり励ましたりする姿に胸が熱くなる。
今週の暗闇指令チェック
・出ません。
今週の突っ込みどころ
・細かいところでは、日本地図の形がおかしい、沼先生のネクタイ、ユニバーシアード留学ってなに? などいろいろあるが、特筆すべきところはない。
 
今週のまとめ
・遂に真のラスボスであるレミが登場し、サキを散々に苦しめる最初のエピソードである。

・レギュラーの一子に、彼女を殺したタケシまで殺されると言うかつてないハードな演出。そして勝ったと思ったサキが再び殺人犯として逮捕されてしまうラストは衝撃的だ。その分、ストレスが溜まる回でもある。

・今週の評価 ★★☆☆☆(2/5)